リーディングと発音は
勉強しなくても大丈夫

 英語を習得するにあたり、金田氏が最初から“捨てた”ものがある。リーディングと発音だ。英文を読む際は、翻訳ツールを使えばいいので、特別に勉強することはなかったという。発音もあえて気にしなかった。

「ビジネスの場では、母国語が英語の人ばかりではありません。中国、韓国、シンガポール、インドなど、さまざまな国籍の人がおり、みんなそれぞれの発音で話していますが、大体通じます。事実、私は発音に関してはまったく自信がありませんが、それでも問題ありません」

 金田氏いわく、英語ノートを活用すれば、現時点で英語力ゼロでも、必ず成果を出せるという。ただし、繰り返しになるが、シーンを絞ることが大前提だ。

「漠然と“英語が話せるようになりたい”では、いつまでたっても話せるようにはなりません。まずは自分が英語を使うシーンを決めることです。旅行用英会話だとちょっと広すぎるので、買い物、飲食店など細かい場面を設定してください。限定的なシーンの英語をマスターするころには、別のシーンでの会話にも応用できるくらいの英語力が身についているはずです」

 もちろん、英語ノートをつけるだけでは意味がない。実践の場を自らつくることが重要だ。その際のちょっとしたテクニックを教えてもらった。

「発音は気にしなくていいと言いましたが、相手によっては、あからさまに聞き取れないという顔をされることもあります。なので、日本人の英語発音に慣れている人と会話するのがおすすめです。見分け方のポイントは、『○○-san』と、“さん”付けで呼んでくれる外国人。日本で仕事をしていた可能性が高いので、日本人の英語発音にも慣れているはずです」

“さん”付けで呼んでくれる外国人に出会ったら、積極的に話しかけ、会話を試みるといいだろう。
 
 英語ノートの詳細な使い方は、本書で詳しく解説されている。ビジネス英語の習得は、今からでも遅くない。今日から英語ノートを始めてみてはどうだろうか。