過度にストレスがかかることで
独り言をつぶやいてしまうことも…

「遠回しに『助けて』と言っている独り言は、スルーせず拾ってあげましょう。うっとうしいかもしれませんが、次第に慣れればなくなります。もし、しばらくたっても回りくどい質問の仕方をするようであれば、『質問があれば○○さんに聞いてくださいね』など、いつ質問をしても受け止めてくれる相手を明確に提示してあげると良いと思います」

 自分で発言している自覚のある独り言は、その人のコミュニケーションのクセや、そもそもの性格に由来するところが大きい。気をつけないといけないのは“話している自覚がない独り言”だ。

「発言している本人に自覚がない独り言は、自分1人で決断し、行動しないといけないような状況下において、過度にストレスがかかることで出現しやすいものです。人と話すことなく、黙々と個人作業をしているような職種の人に出やすい傾向があります。彼らは、独り言を話すことで誰かと話しているかのような心理状態を作り出し、自分自身を納得させているのです」

 重度のストレスが原因で出てしまう独り言とは、たとえばPCを同僚に見立てて話しかけているようなものだという。もしも同僚が1人でブツブツとしゃべっているのを見掛けたら、いったん仕事から離れ、なるべく早く帰って休養をとることを勧めよう。

「無意識で出てしまう独り言は、ストレスだけではなく、寝不足が原因の場合もあります。眠さやダルさからイライラして、『ふざけるな!』『クソ!』『死にたい…』など暴力的だったり、ネガティブな発言をしやすいのです。しかし、意識がぼんやりとしているので本人はしゃべっている自覚がない。この場合も、1日しっかりと熟睡してもらうだけで改善することが多いですね」