ソーシャルメディアで「お客様のまわりのお客様」を巻き込む
お客様から注目を集める方法は、ソーシャルメディア上のコンテンツの充実だけではありません。
従来のメディア(実際の会話やメールのやり取り)とソーシャルメディア上でのやり取りでは大きな違いがあります。それは、コミュニケーションのやり取りが会話している当事者だけでなく、周りの人々にも見えるということです。
例えば、商品の感想についてお客様がツイッターでつぶやいていたとします。
「ネットで評判だったので、サイクロンクリーナーを買ってみた。吸引力が凄いから、ハウスダストが気になる私には強い味方かも」
これに対し、企業のソーシャルメディア担当者は、
「このたびはサイクロンクリーナーをご購入いただき、誠にありがとうございます。梅雨にはダニやカビが含まれるハウスダストが気になりますよね。アレルギー専門の先生をお呼びしてハウスダストに関する無料セミナーを開催しますので、よろしければご参加ください」
このやり取りを見た「まわりの人々」は、この企業の製品のよさとイベントの告知を同時に知ることができます。
このように、従来ではお客様と企業との間でメールなどを通じてクローズしていたやり取りをソーシャルメディア上でのやり取りをすることで、意識的に周りの人々に見せることができます。お客様とのやり取りを間接的に見せることで、その企業の対応のよさやお店のサービス内容をアピールすることができるようになります。
そして見ている人が、いずれは自分も同じように企業のナカの人とやり取りしてみたいと思わせることができたら素敵だと思います。