約5億人、世界の人口の約50%が感染し、25%が発症。死者は5000万人ともそれ以上ともいわれている。日本では1918年の11月に全国的に流行し、3年間で人口の約半数の2380万人がかかり、約39万人が死亡したと報告されている。
インフルエンザの
名前の由来は「星の影響」
そもそも「インフルエンザ」はいつから人類を脅かしているのか。起源について調べてみると、平安時代の歴史書『日本三代実録』内に、「京都だけではなくほぼ全国にわたって多くの人が『咳逆』を患い、多数の死者が出ている」といった内容の記述がある。
さらにさかのぼると、紀元前412年に古代ギリシャの医者、ヒポクラテスが「突然、住民たちが高熱を出し、震えや咳が止まらなくなった。たちまち村中にこの症状が広がり住民たちは怯えたが、すぐに去っていった」という記録を残している。しかしインフルエンザという概念の成立はここ100年。いずれも実際にインフルエンザだったかどうかの真偽は不明だ。
インフルエンザの言葉の由来は「Influentiacoeli」という単語。ラテン語で「星の影響」を意味する。毎年、冬から春にかけて流行するという周期性から、16世紀にイギリスの占星術師がこのように呼んだとのことだ。