SNSの使い方は人それぞれですが、“極端な意見”の発信にウンザリしている人も少なくありません
SNSの使い方は人それぞれですが、“極端な意見”の発信にウンザリしている人も少なくありません(写真はイメージです) Photo:PIXTA

SNSは現代の社交場であり、不要不急の外出を控えなければいけない今においては、もっぱら「意見交換の場」に持って来いともいえる。とはいえ、SNSの使い方は人それぞれ。“極端な意見”の発信にウンザリしている者もいるのである。(取材・文/フリーライター 武藤弘樹)

“友だち”の意見発信に違和感
水面下で腹を立てるその“友だち”

 真意、などという言葉を使うと大げさだが、日常生活の中で起きていることの中では一考に値する事柄ではある。仲間内のSNSで自分の意見を発信することが、である。

 政治でも社会問題でも趣味でもどんな分野でもいいのだが、自分の意見・声を気軽に発信できるのがSNSのいいところである。鋭い意見に定評があって人気を博している“インフルエンサー”も数多くいて、フォロワーはその人の次なる声を楽しみに待っている。

 そうしたアカウントは“そっち用”というくくりで、発信する方も受信する方も最初からその心構えがあるから、関係はなんの不和もなく成立している。

 しかし、友人・知人が主なところを占めているSNSアカウントにおいて、ある人の意見が発信されるとなると少し事情が違ってくる。意見が“尖る”ほど、雲行きは怪しくなる。