あるときAさんは、妻についてのツイートをした。夫婦間のからかい行為を多少脚色して、ネタとしてツイートしたのだ。これがそれなりにリツイートされて気を良くしていた頃、不穏なリプライがつき始めた。

「妻に対して失礼だ。見下しているのではないか」という内容だった。知らない相手からツイッターでそのようなお叱りを受けるのが初めてだったAさんは動揺した。しかし、半日もたてば収まるだろうと思い、平常通りのツイートを続けた。

「これが結果的に良くなかったのかもしれません。他のツイートにも『批判を無視している』『都合の悪いリプには答えない』というリプが飛んでくるようになりました。仲の良い相互フォローの人から『大変ですね、でも気にしないで』とツイートされたのでそれに返信したら、それも見咎められて『反省していない』とか……。」

 Aさんにとっては、怒っている人のポイントがさっぱりわからなかった。妻に相談したところ、「3日もたてばみんな忘れる」と言う。確かに3日ほどたつと、リプを送ってくる人はほとんどいなくなった。しかし……。

「ホッとしてまたいつも通りツイートを続けていたら、『あの件の説明はまだですか?』とリプが飛んでくるんです。もう嫌になってしまいました」

 Aさんはこの件で「ネタツイート」にすっかり自信をなくし、また休眠状態に戻ろうとしている。

仕事関係の相手からデマ拡散?
アンチの攻撃で通院

 Bさん(40代女性)の場合、状況はもう少し複雑だ。Bさんはフォロワー数が数万人。フォロー数よりフォロワーの方が圧倒的に多く、少し前の言い方でいえば「アルファツイッタラー」のような存在だった。

 Bさんが悩まされたのはデマだ。あるときから、Bさんが他のユーザーを中傷したというデマが拡散されるようになったのだ。Bさんのツイートした内容の順番を入れ替え、それらしく見せたツイートが出回ってしまった。しかもその相手は、Bさんが仕事上で多少つながりのある相手Z氏だった。

「これはデマですよと指摘してくれる人もいたので、あまり気にしないようにしていたのですが……。これをきっかけに『アンチ』がついてしまって、普通のツイートでも文句を言われるようになりました。

 例えば、ですが、『トイレットペーパー、今日も買えなかった』とつぶやいたら『フォロワーから差し入れさせようとしてるんですか』とリプが来るとか。なにを言っても悪く読み取られてしまうのでツイートするのが怖くなりました。それで、『ツイートするのが怖くなった』なんてつぶやいたら『悲劇のヒロインぶってる』と言われるんです」