「3ヵ月で3350語を暗記できた!」
「働きながら週12時間勉強できた!」

コンサルタント、弁護士、総合商社、官僚など、超多忙な職業の人が絶対に英語を勉強しなければならない時に、こぞって選ばれるスクールをご存じでしょうか。日本で初めて英語とコーチングを組み合わせた「プレゼンス」は、超多忙な人でもTOEICスコアを2ヵ月間で150点アップさせるノウハウを18年にわたって蓄積しています。

「5回つぶやけば脳が勝手に単語を覚える」「英語を後ろから訳すクセを取り除くための音読・リスニング・速読」といった勉強法のノウハウはもちろん、「パート5は『文法視点』→『意味視点』の順に解く」といった超具体的なTOEIC解答メソッドがぎっしりつまった新刊『日本最高の英語コーチングスクール プレゼンス式TOEIC(R)L&Rテスト勉強法』は、英語学習者の間で大きな話題になりました。

この連載では、本書の刊行を記念して、英語の独学学習者に役立つノウハウをご紹介します。

Photo: Adobe Stock
著者 プレゼンスコーチ 吉田幸広、有馬龍太郎

独学でやる気が続くコツとは?

 コロナ禍の影響でTOEICテストが延期になり、学習のモチベーションが下がった方は多いのではないでしょうか?

 今後どうなるかは誰にもわからないですが、今こそ周りと差をつけるチャンスです。周りの人が勉強をしている時に頑張ってもあまり差はつきませんが、ほかの人のモチベ-ションが下がっている今こそ、どれだけ勉強できたかが重要になってきます

 自分ひとりだけではモチベーション維持が難しいと感じる方は、ぜひ「ピアプレッシャー」を利用するとよいでしょう。

 これは、「仲間との相互監視で生じる同調圧力」のようなもので、これが適度に働くと、プラスの効果をもたらします。一人で学習するよりも、仲間と競い合いながら学習すると、程よい強制力が自然と生まれ、モチベーションの維持につながるのです。

 みなさんも過去に次のような経験がありませんか?

・一人だったら受験勉強は続かなかったけど、クラスの友達がいたから頑張れた
・志望校が同じ友人の頑張っている姿が刺激になった

 TOEICでも、点数を競い合っている友達がいる方は、くじけそうな時でも頑張る傾向があると思います。

「ピアプレッシャー」をうまく使う

 では、この「ピアプレッシャー」をどのように使えばよいでしょうか。ポイントは、以下2つの条件が揃っていることです。

条件1 方向性が似た目標を持っている人の存在
条件2 進捗や悩みの共有を一定のペースで行うこと(対面でもオンラインでも)

ピアプレッシャーの条件1
方向性が似た目標を持っている人の存在

 たとえば「英語を身につけたい人」と「料理がうまくなりたい人」が一緒に勉強をしても、ピアプレッシャーを感じることは難しいですよね。

 英語学習といっても幅広いので、「英会話力をつけたい人」と「TOEICの点数を上げたい人」が一緒に勉強するよりも、「TOEICの点数を上げたい人」同士、さらには「目標スコアが近い人」同士が一緒に勉強するほうが、お互いに刺激をしあったり、悩みを共有しあったりすることができ、より効果的に「ピアプレッシャー」を使えます。

 この「方向性の近さ」が、2つめのポイントにも影響してきます。

 TOEICで言えば、目標スコアが最大100点の差であれば、同じ目標と考えてよいです。可能であれば、600点や900点などの同じ目標、もしくは50点以内の差が望ましいでしょう。

ピアプレッシャーの条件2
進捗や悩みの共有を一定のペースで行うこと

 「進捗や悩みの共有」は、共にチェックをしあって、学習を続ける仕組みづくりのために有効です。

 たとえば、学校の試験勉強や資格試験の勉強などでも、「この問題がとても苦手なんだけど、なんで自分だけできないんだろう」と思っている時に、周りの友達も同じことで悩んでいたとすると、安心しますよね。一緒に打開策を考えるきっかけになり、頑張ろうと思えるのではないでしょうか。「この問題は上級者用の問題だから解かなくていいんだ」と客観的に状況を判断できることもあるでしょう 。

 仕事でもそうですが、「あの人の仕事はいつも速いのに、クオリティが高い。どういう風にやっているんだろう」と気になった時に、その人の考え方や取り組み方、ツールを自分に取り入れることで、自分の仕事にプラスにつながることがありますよね。

 この他者との比較を通して、「自分にはない視点」を取り入れることができるのも、ほかの人と進捗や悩みの共有を行うことのメリットなのです。新型コロナウィルスの影響もあり、今は「対面」で会うことは推奨できないですし、場所の制約があるとお互いの時間を取ってしまうので、オンラインでつながることがおすすめです。

 今はZoom(オンライン会議システム)やSkypeをはじめ、様々なサービスがありますが、LINEのビデオ通話などでもよいでしょう。お互いの表情が見えている方がコミュニケーションが取りやすいので、相手の顔を見ながら話せるシステムを使ってみてください。

 具体的には次の3つを共有してください。

(1)先週の振り返り(時間の使い方や伸びを得られた点)
(2)今の課題(悩みの共有)
(3)次までの目標

 とかく一人で勉強していると、「自分だけ〇〇できない……」と考えてしまいがちですが、相手も同じように悩んでいたり、すでにその相手が解決策を持っていたりするケースも多々あります。「次までの目標」を決める時は、「何を、いつ、どれだけ、どのように」まで決められると次の振り返りが行いやすくなります。お互いに刺激しあいながら、共に学んで、共に管理していきましょう。

 その「進捗や悩みの共有」は、「一定のペース」で行うとより効果的です。学習リズムをつくるための「習慣化」に必要だからです。語学でもスポーツでも何でもそうですが、習慣にするためには「不定期」ではなく「定期」的に行うことが大切です。

 たとえば、ジム通いが上手くいく人たちは「火・木・土曜の週3日、毎週ジムに行く」と決めて、定期的に通います。

 一方で、ジム通いを途中で挫折してしまう人たちは、「先週は3日行ったけど、今週は1日も行ってない」、「最初のうちは、毎日行っていたけど、仕事が忙しくなってリズムが崩れて、いつの間にか行かなくなってしまった」といったように、不定期に通っていることが多いのです。

 ペースは週に1回程度が目安です。隔週や1ヵ月に1回だと、時間が空きすぎるため、モチベーションが下がってしまった時のキャッチアップが難しくなります。

 逆に、毎日報告をしあうのは、1ヵ月などであればまだよいですが、それ以上続いてしまうとストレスになってしまう可能性が高いです。これも無理のないハードルを設けるようにしていきましょう。

 この2つの条件を満たすことで、ピアプレッシャーを効果的に利用することができるでしょう。社会人になってから、新しく知り合いをつくるのは難しいと感じるかもしれませんが、今ではインターネット上でコミュニティに参加したり、勉強記録をつけるスマホアプリでお互いの進捗を報告しあったりするサービスが多数あります。是非積極的に活用していきましょう!

著者について
プレゼンス
2001年に表参道で開講した日本初の英語コーチングスクール。創業者の故杉村太郎氏が、ハーバードケネディスクールに一発合格した勉強法をベースにカリキュラムを考案。コンサル、弁護士、総合商社、高級官僚などの多忙な職種を中心に「英語の駆け込み寺」と口コミで評判が広まり、延べ2万5000人以上が学んだ。英語とコーチングを組み合わせたのは業界初。