コロナがただの風邪になる日まで、「正しく恐れる」ための危機マネジメント
コロナを「正しく恐れる」ためには? Photo:PIXTA

新型コロナウイルスは
いつ「風邪」になるのか

 緊急事態宣言が解除され、最悪の事態を回避できたと胸をなで下ろす一方で、予想されている第2波、第3波に備えて「新しい生活様式」を守りながら、恐る恐る経済活動を再開し始めた方も多くいらっしゃると思います。

 この新型コロナウイルスは無症状で他人に感染させてしまう特性から、完全になくなることはないといわれています。では、いつ新型コロナウイルスは、人々の生活を脅かす心配のない「風邪」になるのでしょうか? 

 もちろん何月何日に第2波が来るといったことはわかりませんし、何月何日から風邪として扱われるようになる、といったこともわかりません。しかし、どういう条件がこの新型コロナウイルスを風邪ではなく、「災害」たらしめているのか、その本質や条件を明らかにすることによって、「その条件がなくなったときに風邪になる」と予測することはできます。

 そうした見通しを与えることができる学問が、「本質行動学」(Essential Management Science)なのです。

 本質行動学とは、本質を明らかにし、それに沿った実践や望ましい状態を「なんとか実現する」という意味でのマネジメントを可能にする、検証可能性と更新可能性を備えた学問です。事象の本質的な条件を明らかにする「条件の学」ということもできます。