「世話焼き」がコミュニティを盛り上げる

河原:コミュニティを盛り上げるために必要な要素は何だと思いますか。単にたくさんの人が集まっても、それが必ずしもいいコミュニティになるとは限りません。

北海道の大規模カンファレンス「NoMaps」大成功のワケ(前編)

廣瀬:化学変化を起こすために誰と誰をつなげたらいいかとか、どうやったらみんなが仲良くなる、ということを、交流から飲み会まで、全体で設計することを、日々考えています。そのためには自分自身も陰に日向に動いて、いろいろな人をつなぐ必要があると思っています。

藤田:確かに、懇親会の廣瀬さんの仕切り方はすごいんです。マイク片手に参加者をどんどん紹介していく。たくさん人いるのに、「この人は藤田さんです。東京から来ていて、Peatixというサービスをやっていて……」という形で、その場にいる人にどんどんと紹介していく。半ば強引に人と人を出会わせていくというか。単なる交流会では絶対に終わらせない、という強い意気込みを感じました。

廣瀬:もっとつながる仕組みを考えたいと思った結果、あの形に行き着いたんです。「NoMaps」は、単にみなさんがお客さんとして来るのではなくて、みんなで“踊る”舞台だと思っています。踊る人をどれだけ増やして、混ぜ合わせられるかは、常に考えています。

河原:コミュニティ運営者の大切な役割は「世話焼き」ですよね。参加者を一人ぼっちにさせないで、絶えず「あの人とあの人をつなげたらおもしろいんじゃないか」と考えている。廣瀬さんのように勝手に人を紹介して、みんなで一緒に飲みに行こうと誘って。お節介の限りを尽くして、強引につなげていく(笑)。実はそんな行動の一つひとつが、価値ある出会いにつながっていたりするんです。

廣瀬:うまくできているかは分かりませんが、つながった人同士で盛り上がってくれたら、私としてはうれしいですね。