学生の反応や
運用上でのトラブルなど

 一方、オンライン面接について、学生の反応やトラブルの有無については、どうだったのであろう。

「戸惑っている様子はなく、学生さんの順応性は高かった(学生さんが慣れている様子)」(プレシャスパートナーズ)

「全体的に戸惑っている様子はなかった。中でも地方学生にとっては好評だった(交通費や移動時間の拘束がないため)。背景としてはベンチャー企業を受けている学生が多く、同じように他社もオンライン面接を実施しているため、ツールの使い方もスムーズだった」(ホワイトプラス)

「過度に緊張したり、うまくやりとりができずに戸惑うというような場面はあまりなかった。皆さん、ちゃんと受け答えをされていた印象」(ヤッホーブルーイング)

「オンラインが普通になっていたため、特に戸惑うような様子は見られなかった」(リスト)

 など、学生からは目立ったネガティブな反応はなかったようだ。

 むしろ、そもそも採用活動自体が一時的にストップしていただけに、「オンラインで採用活動が再開した点」については好評だったようだ。実際、下記のような声があったという。

「新卒採用がストップし説明会も開催されなくなった企業も多い中で『オンラインでやっていただけてありがたい』という声は多く聞こえた」(フェンリル)

「(オンライン面接の実施により)当初、案内していた通りのスケジュールで、結果を通知できたことについては、好評だった(併願している企業では、採用再開の見通しがなかなかつかず『どうしたら良いものか』と困っている方もいたので)」(ヤッホーブルーイング)

 面接中のトラブルなどについては、5社すべてが「当初のうちは、通信環境などでうまく接続ができなかったり、途中で音声が途切れたりするなどスムーズに行かない点があった」と説明している。

「ZoomやSkypeがうまく起動せず、電話で連絡をとったケースが数件あった。緊急連絡先として電話番号を確認しておいたのが良かった」(ホワイトプラス)

「学校アカウントによっては、自社のオンラインツールと外部接続不可の場合があった」(フェンリル)

 などといったケースもあったようだ。

 こうした点には「人事担当者が通信環境やマイク・カメラの状況について、事前に面接者に対して個別に確認する」という対応策で、トラブルが減ったという。

 また「面接中に宅配便が来てしまい、インターホンが鳴って中断してしまった」(ホワイトプラス)

「通常の面接より、コミュニケーションのスピードが若干遅くなり、進行が遅れる傾向あった。それにより、休憩時間が少なくなってしまい、面接官の息継ぎができず、大変だった」(ヤッホーブルーイング)

 など、オンラインならではのトラブルもあったようだ。