ザンダーのプレゼンを視覚化する
では、このザンダーのプレゼンテーションを、前編でご紹介した「プレゼンテーションフォーム」と呼ばれる型に当てはめてみよう。以下の図をご覧いただきたい。
この図からもおわかりのように、ザンダーのプレゼンを視覚化すると、横に伸びた線ラインがアップダウンをくり返し、ジグザグの形を描く。これこそが、プレゼンの中にコントラストが巧みに仕掛けられている証拠だ。
ザンダーのプレゼンテーションには、プレゼンテーションフォームに必要なすべての要素がそなわっている。ぜひあなたも、次にプレゼンを用意する際には3つのコントラストを意識しながら構成を組み立ててみてほしい。
【編集部からのお知らせ】
発売初日から話題!!
ナンシー・デュアルテ著『ザ・プレゼンテーション』
◆内容紹介
共感、感動、鳥肌が立つような興奮――。心が動かされるプレゼンテーションには、ある“共通する仕掛け”があります。
世に名プレゼンターと呼ばれる人たちは、自身のプレゼンにその仕掛けを巧みに織り込むことで社会的なムーブメントを起こし、商品の魅力を伝え、革新的なアイデアを広めているのです。
本書は、世界的な著名人やオピニオンリーダーたちのプレゼン制作を手掛けてきた著者が、一流のプレゼン手法を明かした話題作。
誰もが知る有名なプレゼンから、日本ではまだ知られていない感動スピーチまで、数々のケーススタディを詳細に分析する著者の手腕はまさに圧巻です。
仕事でプレゼンを行う機会の多いビジネスパーソンはもちろん、学生、講師、コピーライティングやアートディレクションに携わるクリエーターまで、「聴き手の心に響くプレゼン」をめざすすべての方に。
たんなるハウツーではない本物のプレゼン手法が本書には詰まっています。
絶賛発売中!⇒[Amazon.co.jp] [楽天ブックス]
第1章 心を動かすプレゼンテーション
第2章 神話や映画に学べ
第3章 聴衆を知る
第4章 旅の計画
第5章 内容を練る
第6章 構成を考える
第7章 記憶に残る何かを伝える
第8章 改善の余地はどこにでも転がっている
第9章 世界を変えよう
終章 インスピレーションはどこからでも得られる