「コロナによって運航が減り、収入が減るのは仕方ありません。それならせめてアルバイトをさせてほしいのですが、会社の許可が下りないので無理なんです。来月も再来月も今の状態が続いたら、本当にどうやって生活していけばいいんですかね…。引っ越したくてもお金がないし。こんなことならもっと貯金しておくべきでした」

 世間では緊急事態宣言が解除されたが、航空会社の需要が戻る見通しは立っていない。以前のように需要が戻るまで、彼女たちの生活はこのままだ。

 それでも海外の航空会社で従業員が大勢解雇されているのに比べたら、日本は雇用が守られているだけマシだといえるかもしれない。山口さんはその環境をありがたいと思いつつも、フライト数が完全に戻るまで不安は消えない。

 世間ではいまだに華やかな職業という印象が強いCAだが、現在の内情は、かなり切迫しているようだ。