Photo: Adobe Stock

パワーポイントでプレゼン資料をつくるのに時間がとられる……。
そんな悩みを抱えているビジネスパーソンが増えています。そこで、ソフトバンク在籍時に、最速で「一発OK」を勝ち取るプレゼン資料をつくるノウハウを磨き上げた前田鎌利さんにまとめていただいたのが、『パワーポイント最速仕事術』(ダイヤモンド社)です。
「パワーポイント最速仕事術」のポイントは2つ。
まず、「優れたスライドの型」を把握することです。見た瞬間に内容が理解できるスライドには、「テキスト」「図形」「グラフ」「画像」「アニメーション」などの「型」があります。その「スライドの型」をゴールにすれば、いちいち「どのようなスライドにしようか?」と悩む必要がありません。次に、その「スライドの型」を最速でつくるパワーポイントの操作法をマスターすることです。パワポには多くの機能がありますが、「スライドの型」をつくるために必要な機能はごくごく限られています。その限られた機能をマスターするだけで、「一発OK」がとれる優れたプレゼン資料があっという間に出来上がるのです。
そして、『パワーポイント最速仕事術』では、「スライドの型」と「その型をつくるためのパワーポイントの操作法」を、ビジュアル満載で紹介しています。本連載では、その一部を抜粋しながら、優れたプレゼン資料を「最速」でつくるノウハウを解説してまいります。

多画像スライドで「インパクト」と「説得力」を生む

「ビジュアル・スライド」では画像を全画面表示するのが基本ですが、要所要所で、下図の②のような、多くの写真を使ったスライドを挟むのも効果的です。ケースバイケースですが、1回のプレゼンで1~2枚が上限と考えていただければよいでしょう。

 私は、これを「多画像スライド」と呼んでいますが、大きく3つの効果が期待できます。

 第1に、スライドにインパクトが生まれます。第2に、上図のように「多様な働き方」というキーメッセージのスライドで、①のように1枚の写真だけでは「多様な」というイメージに説得力を持たせることができません。このような場合には、「多画像スライド」にすると説得力をもたせることができます。

 第3に多画像スライドには、幅広い人にアピールするという効果もあります。

 下図は、旅行会社が「台湾旅行」をPRする社外プレゼン資料。どちらも「台湾旅行」を想起させるスライドにはなっていますが、写真1枚の①よりも、多画像の②のほうが多くの人の興味を惹くことは明らかです。

 なぜなら、お客様が旅行に求めるものは多様だからです。ある人は「食」に興味があり、ある人は「観光」に興味があります。だから、台湾の魅力を多面的に示したほうが、より多くのお客様の興味を惹きつけることができるわけです。