自民党総裁選
9月8日、自民党総裁選の共同記者会見をする政調会長の岸田文雄(左)、官房長官の菅義偉(中央)、元幹事長の石破茂(右)。「菅新総裁」が“内定”しており、盛り上がりを欠いた Photo:JIJI

 自民党本部8階ホールのステージ上に大きな看板が掲げられた。

「自由民主党総裁選挙 所見発表演説会」――。9月8日午後1時すぎ、壇上で総裁選管理委員長の野田毅らが待つ中に候補者3人が姿を見せた。元幹事長の石破茂(63)、官房長官の菅義偉(71)、政調会長の岸田文雄(63)。会場は新型コロナウイルス感染対策のため、出席議員数が限定された。そして何よりも14日の投票日を待たずに「菅義偉新総裁」が“内定”しており、全く盛り上がりを欠いた。3人は約20分ずつの演説を行ったが、演説中の拍手もなく、いつもの総裁選とは全く様相を異にしていた。