佐藤優が5つの問いに「地政学的発想」で回答、米中対立の混迷を読み解く

激化する米中対立、それに振り回される日本と世界各国。企業にとっては地雷原とも呼びたくなるほど、世界は不確実なものになってきた。特集『佐藤優の地政学5問』は、10月26日（月）から31日（土）までの全6回にわたって、元外務省主任分析官で作家の佐藤優氏がビジネスパーソンのために、激動世界を見通す地政学のエッセンスを5問のQ&A形式で読み解いた。（構成／ダイヤモンド編集部副編集長　杉本りうこ）

＃1　10月26日（月）配信
【佐藤優への問い1】地政学は宇宙・サイバー空間の時代でも通用する？

　地政学は、海や山脈といった地理的条件から政治や外交を読み解く学問だ。19世紀初頭に発展したこの学問が、宇宙空間やサイバー空間が重要になった現代にどう役に立つのか？

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＃2　10月27日（火）配信
【佐藤優への問い2】米中対立と東西冷戦は何が違う？世界は再び二分する？

　米ソ間の東西冷戦になぞらえて、現在の米中関係を「新冷戦」と呼ぶ向きがある。これは冷戦なのか？世界はまた2つの陣営に分かれていくのか？時代を超えた2度の対立の構図を、佐藤優氏が明快に読み解く。

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＃3　10月28日（水）配信
【佐藤優への問い3】中国の覇権主義的「欲張り」を日米が歓迎すべき理由とは？

　米国を脅かす新興大国となった中国。サイバー空間への官民挙げた猛烈投資や、南シナ海を中心とする海洋進出の勢いにはすさまじいものがある。米国が警戒感を高めるゆえんだが、佐藤優氏は「中国が欲をかくことを、日米は歓迎すべきだ」と言う。なぜか？

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＃4　10月29日（木）配信
【佐藤優への問い4】なぜ米中板挟みの日本に「バカのふり」を勧める？

　米国のルールに従うのか、中国のもたらす利益を取るのか――。米中対立が激化する中、日本の政府や企業にとっては、踏み絵を踏まされるような局面が増えてきた。この難しい局面の勘所が「ばかのふり」にあると佐藤優氏は説く。

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＃5　10月30日（金）配信
【佐藤優への問い5】地政学分析で今を「日清戦争前夜」と語る真意は？

　変化が多過ぎて未来を予想するのが難しいときは、歴史の事実に謙虚に学ぶことが有効だ。佐藤優氏は現在の状況を、日本と中国（清国）が戦った日清戦争前夜に近いと喝破している。日中、朝鮮半島、米国の既視感ある立ち位置とは。

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＃6　10月31日（土）配信
佐藤優の厳選6冊「地政学ブックガイド」、ビジネス教養を知の巨人が伝授

　読書の秋。特に今年はテレワークで時間が自由になりやすい。今秋はぜひ、地政学的視点が学べ、ビジネス教養を高められる本に手を伸ばしてほしい。有名な古典にとどまらない、佐藤優氏厳選の地政学的ブックガイド。

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