2、テストの点なんてどうでもいい! 最強の学習法

勉強と切っても切れない「テスト」。その目的は、学習者の実力を測ることです。

これを読んでいるあなたも、テストの結果で一喜一憂した経験があるかもしれません。

アメリカではテストの点は親の収入、慣れ、ストレス、体調の指標でしかなく、能力は測れないとしばしば指摘されます。

そして、テストは学力をつけるためにこそ最大の効果を発揮すると、最近の脳科学の成果でわかったのです。

米パーデュー大学は3つの学習法を比較。
1、繰り返し読む
2、読みながら図解などでノートにまとめる
3、読んだことを自分でテストし、記憶を呼び起こす

学習後の試験の結果、「3、記憶の呼び起こし学習」は暗記だけでなく、推論など考える力を測る問題でも、子どもたちが最高点を示しました。つまり、テストは「学んだことを思い起こす」性質そのものに意味があるのです。

今回は、米国バンダベルト大学教育センター発表の「記憶の呼び起こし学習」の3つのコツを私なりにアレンジしてお伝えします。

1、普段から、何を学んだか、たまに思い出す
2、学んだことを思い出し、まとめる癖をつける
3、テストや思い出し練習が、長期的記憶や学習効果向上につながると知る

記憶の定着だけでなく、考える力が身につく「テストの効果」をぜひ取り入れてみてください。