1、「読む派」「書く派」「見る派」「聞く派」
学習スタイルに脳科学的根拠なし?

「耳から聞くと覚えられる。」
「映像で見ると頭に入る。」
「やっぱり手を動かして書くのが一番。」

あなたには好みの学習スタイルはありますか?

1つ目はこれらのこだわりをなくし、「様々なスタイルで学ぶ」ことで地頭を鍛える方法です。

以前は、視覚、聴覚など各自に最適な学習法があるとされていました。

ところが近年、学びと脳・身体に関する研究で、たとえ「目で見て学ぶのが得意」と本人が思っていても学習効率に違いはなく、学習スタイルに脳科学的根拠はないと明らかになったのです。

一方、スタイルに固執することの弊害も判明。

脳の様々な認知機能を結びつけることで得られる学習効果が、特定の学習方法だけにこだわっていると得られないのです。決まったやり方で決まった脳の場所しか活性化できないからです。

現に、偉業を成し遂げた天才の脳は、普通の人と比べ、異なる認知機能同士が強くつながっています。様々な学習スタイルで学べば、知識を得られるだけでなく、想像力、フレキシブルな思考力など地頭までよくなるのです。