3、ドリル、単純計算で地頭が退化?

3つ目は、答えを多様な考え方で導く方法です。

似た問題をひたすら繰り返すドリルにも、一定の学習効果はあります。

しかし、同じ考え方ばかりで解く癖がつくと、柔軟に物事を捉える視点が欠如し、理解力、思考力が伸びません。

世界に影響を及ぼした世界トップの教育学者であるジョー・ボーラー教授(スタンフォード大学教育学部)は、著書『「無敵」のマインドセット』(ハーパー・コリンズジャパン)で、真ん中に一つの問いを書き、上下左右四方向で違う考え方で解を導く方法を紹介しています。

複数の考え方にあえて挑戦する、「答えの導き方」を模索する習慣は、脳科学的に学習効率が上がるだけでなく、人間関係、コミュニケーション、大人なら仕事での課題解決にも役立ちます。