業績が急拡大する会社の弱点
業績が伸びにくい会社の強み
スマホゲームビジネスは一見、開発費以外は低コストで利益率も高いので、ヒット作さえ出れば良いことづくしなのですが、実は1つ大きな弱点があります。
それはゲームならではの「いずれ飽きる」という弱点です。
あるゲームにハマったときは。毎日同じゲームをやっても楽しくてしょうがないですが、同じゲームを1年後も2年後もやり続けるかというと、ほとんどの人は飽きてしまうでしょう。
つまりゲームビジネスは短期的に一気に売り上げと利益が伸びますが、飽きられるサイクルも早いので、賞味期限が非常に短いビジネスなのです。
そして、そのビジネスの賞味期限には、株価の賞味期限が比例します。
スマホ向けゲームを提供している会社は、大きなヒット作を出して株価が大幅に伸びても、その株価を持続することは難しく、次のヒットを出さないとすぐに下がってしまう傾向にあるのです。
逆に、生活必需品に関わるビジネスをしている会社は、急激に売り上げと利益が伸びることはほとんどないです。
その分、ビジネスの寿命が長くなります。
いったん使いはじめて気に入った日用品や化粧品は飽きることがあまりないですし、よほどのきっかけがないと他の商品に切り替えることもないからです。
消費者に選ばれるものを提供できているうちは、売り上げと業績はじわじわと伸びていくでしょう。
つまり、消費者が長く使ってくれる商品やサービスを展開している会社の株価の寿命は、長くなるということです。