意志が弱ければ、他人に律してもらえば良い

 意志が弱くてダイエットができない人は、友人知人にダイエット中であることを大声で宣言してみよう。毎日のように「昨日は何を食べた?」と聞いてくれる親切な(おせっかいな?)友人が多数登場するであろう。

 貯金の場合には、「何円たまった?」と毎日聞かれるのもつらいだろうが、「他人に自分を律してもらう」という意味では、さまざまな手段があるはずだ。

 例えばiDeCoという制度は、投資優遇税制なのだが、預けた金は60歳まで引き出せないので、これを利用しよう。60歳まで引き出せないという制度は、意地悪なようだが、「意志が弱い人でも老後のために貯蓄ができるように」という政府の親心なのだから、その気持ちを大切にするのだ。

 財形貯蓄という制度がある。給料からの天引きで貯蓄をする制度で、引き出す時には人事課の許可が必要になる。引き出してはいけないと言われることはないかもしれないが、許可を求めに行くだけで自分の意志の弱さを白状しているような恥ずかしさがあり、思いとどまる人も多いだろう。

 預金通帳を親に預ける、という手もある。新しい預金口座を作り、毎月一定額を振り込むことに決めて、その通帳を親に預ければ、引き出すことは難しいだろうし、振り込みがなかったことが親に知られるのも恥ずかしいので、懸命に振り込もうとするはずだ。

 他人の手を借りなくても、帰省したときに親の家の近くの地銀に預金口座を作り、キャッシュカードを作らない、というだけでも引き出すためのコストが増すので、意志が弱い人には役に立つだろう。

 とにかく老後資金は定期預金(自動継続)にする、というだけでも「定期預金を解約したら、せっかくの金利がもったいない」と考えるようになれば、多少の役には立つかもしれない。ゼロ金利時代の今はあまり有効ではないかもしれないが(笑)。