『週刊ダイヤモンド』3月13日号の第一特集は「最強株」です。日経平均は3万円を回復した後、乱高下が続いていますが、波乱相場でも独自の成長要素を持つ最強株であれば、中長期では株価の大きな上昇が期待できます。業績が右肩上がりの成長株を長期保有して、テンバガー(Ten Bagger=10倍株)を狙うことは、株式投資の醍醐味でもあります。本特集では2021年の最強株を徹底解剖すると同に、次世代のスター株候補も紹介しました。

テンバガー発掘は個人投資家の醍醐味
直近10年の最強株から候補を探せ

「日経平均1202円安、4年ぶりの下げ幅」――昨年秋からの上昇で日経平均は3万円を奪還したが、2月26日の急落には肝を冷やした人もいたはずだ。だが、独自の強みを発揮して成長を続ける企業を選べば、乱高下する全体相場に一喜一憂する必要はない。

 実際、景気が伸び悩んだ直近10年間でも、株価が10倍になったテンバガー企業は70銘柄以上も存在。ここ数年、成長株として市場から注目されてきたエムスリーの株価は52倍、MonotaROの株価は100倍になっている。

 では、株価が大化けする銘柄はどうやって探せばいいのだろうか。手っ取り早く探すのであれば、直近の業績推移が参考材料になる。

「市場が注目するのは『過去よりも未来』ですが、中長期で業績が伸びている企業は社会のニーズを捉えているため、相対的に選ぶ魅力があります」(マネックス証券マーケットアナリストの益嶋裕氏)

 そこで益嶋氏とダイヤモンド編集部は成長株を見抜くための7つの条件を設定。直近10年の年平均売上高伸び率でランキングした。

 7つの条件を簡単に説明しておこう。「直近10年の売上高と営業利益が9回以上伸びていること」は、好不調が激しい企業を除外するため。利益ではなく売上高でランキングしたのは、構造改革頼みの利益拡大には限界があり、中長期の株価上昇には売上高の伸びが欠かせないからだ。

 今回のランキングでは選定条件にPER(株価収益率)などの株価指標を加えていない。「割安さ」にこだわり過ぎると、成長株を買い逃がす可能性がある。大事なのは今後の成長余力と割安度のバランスなのだ。

 成長株を保有中は毎日の株価の動向に一喜一憂するのではなく、成長ストーリーが崩れてないかを確認しよう。ビジネスモデルが崩れた時が売り場になる。また、いくら魅力的に見えても、複数銘柄に分散して投資をすることを心掛けよう。

エムスリーなど最強株を大解剖
次世代のスター株候補も紹介

 『週刊ダイヤモンド』3月13日号の第一特集は「最強株」です。波乱相場であっても、独自の強みを持つ企業であれば、株価の力強い上昇が期待できます。

 PART1ではトップストラテジストやファンドマネジャーが成長株投資の秘訣を解説。敏腕ファンドマネジャーの岩谷渉平氏は、「課題の深刻さ」×「市場規模」に注目して、強い銘柄を長期保有することの大切さを指摘します。

 PART2では、エムスリーやMonotaROなど独自の強みを発揮して成長を続ける「テンバガー(10倍株)」企業を徹底解剖。各社の社長インタビューでは、好調の要因だけでなく、今後の成長可能性や課題についても直撃しています。

 コロナ禍でも業績堅調な銘柄揃いですが、果たして今後も勝ち続けられるのでしょうか。不動産の裏表に通じた全宅ツイによる、不動産業界で躍進著しいオープンハウスの企業評も必見です。

 PART3では次世代のスター株候補を紹介。時価総額が小さく、上場から日が浅い成長ポテンシャルが高い企業をセレクトしました。「GAFAの卵」をぜひ探してみてください。

 コロナ禍で日本企業の業績はK字型になっており、銘柄選びの重要性が増加しています。繰り返しになりますが、最強株を保有していれば、日経平均が乱高下しようが、中長期では大きな利益が期待できます。ぜひ、投資の醍醐味でもあるテンバガーの発掘に挑戦してみてください。