2022年の三菱商事社長交代が濃厚だ。垣内威彦社長の後継「本命」と「対抗」、そして「大穴」は誰か。特集『商社 非常事態宣言』(全15回)の#3は、最終盤に突入する次期社長レースの行方を予想すると同時に、今年1月に突如社長交代が発表された伊藤忠サプライズ人事の真相を探った。(ダイヤモンド編集部 重石岳史)
最終盤に突入!三菱商事の次期社長レース
三つのキーワードから垣内社長の後継者を予想
三菱商事の“政権交代”が近づいている。
2016年4月に就任した垣内威彦社長は、今年度末に慣例上の任期6年を迎える。垣内氏の社長就任は15年12月に内定しており、その前例を踏襲すれば、新社長は今年12月の取締役会で決まることになる。
既に社内では候補者が絞られ、“最終選考”に入ったもようだ。最終盤に突入した後継レースで社長の椅子をつかむのは誰か――。それを読み解く三つのポイントを検証したところ、ある人物が浮かび上がった。