大学#6Photo:PIXTA

新型コロナウイルスの感染拡大は、受験戦争にも大きな影響を及ぼした。少子化やコロナ禍によって多くの大学の志願者数減少が顕著になった一方、偏差値には変化があったのだろうか。特集『入試・就職・序列 大学』(全23回)の#6では、主要な国立大学・私立大学の、「コロナ前」であった2019年度入試と、「コロナ禍」であった20年度入試の偏差値を見ていく。(ダイヤモンド編集部 山出暁子)

最新偏差値に
異変はあったか?

 大学の難易度を知る一つの指標となるのが偏差値だろう。最新の偏差値は今、どうなっているのだろうか。新型コロナウイルスの感染拡大によって昨年は、高校の休校、塾・予備校の休業などがあり、受験生も翻弄され、2021年(20年度)に行われた入試においては大幅な志願者数の減少、倍率の低下傾向が見られたが、偏差値にも影響はあったのだろうか。

 次のページからは最新の偏差値について、特に注目度が高く、全国から受験生が集まる、国立大学の「旧7帝大」(東京・京都・北海道・東北・名古屋・大阪・九州大学)、関東の私立大学の「早慶上理」(早稲田・慶應義塾・上智・東京理科大学)、「GMARCH」(学習院・明治・青山学院・立教・中央・法政大学)、「日東駒専」(日本・東洋・駒澤・専修大学)、関西の私立大学の「関関同立」(関西・関西学院・同志社・立命館大学)「産近甲龍」(京都産業・近畿・甲南・龍谷大学)を見ていく。