「仕事運」「金運」「恋愛運」「健康運」ほか、「21のご利益」の組み合わせからあなたの願いが叶う神様が見つかるかも! 八百万(やおよろず)の神様から100項目にわたって紹介する新刊『最強の神様100』には、古代から現代まで、めちゃくちゃ力のある神様が登場します。最強クラスの神様なので、ご利益も多種多様。さぁ、本を開けば、あなたが気になる神様がいるはず。それが今、必要としている神様かもしれません。

映画『君の名は。』のヒロインのモチーフ。雨乞い・雨止めの神様とは?Photo: Adobe Stock

何度も時代を動かした、水の女神

映画『君の名は。』のヒロインのモチーフ。雨乞い・雨止めの神様とは?ミヅハノメ
イラスト/朝倉千夏

 大ヒット映画『君の名は。』のヒロイン宮水三葉、新海誠監督によると、その名前「みつは」の由来となったのが、「水の女神」のミヅハノメです。「みつは」は「水早」で水の出始めを意味します。古事記によると、「火の神」のカグツチを生んで火傷に苦しむイザナミの尿から生まれました。尿の神というと、印象変わるでしょうか。

 ミヅハノメを祭る神社といえば、奈良県吉野郡東吉野村の丹生川上神社です。吉野とご縁の深い82後醍醐天皇は鎌倉幕府を倒した後、吉野にもうひとつの朝廷「南朝」を樹立します。吉野の丹生川上神社は後醍醐天皇より篤く崇敬されました。

 ミヅハノメの定番のご利益は、雨乞い・雨止めです。奈良時代から室町時代まで、朝廷から丹生川上神社に対する雨乞い・雨止めの祈願が96回も記録されるほどでした。といっても、現代人にはあまり需要のないご利益ですが、水が出ることは、物事が動く良いタイミングを表します。

 たとえば、壬申の乱で、大海人皇子は乱の8ヵ月前、出家して吉野にこもり、その後、勝利して天武天皇になりました。吉野でミヅハノメのお力を借りたようで、天皇即位後もたびたび滞在し、その滞在場所が丹生川上神社になったとか。

 ミヅハノメのサポートは、情報量が多い現代社会で、情報に惑わされることなく、自分のタイミングで行動できることです。良いタイミングを待てたこと、力を蓄えられたことが、乱の勝利に役立ったわけですね。

 ミヅハノメの水は、山や森の泉にあるといえば、イメージしやすいでしょうか。良いエネルギー補給になります。毎日あくせく働き、家事に、学業に追われるのが現代人の生活ですが、時々ミヅハノメの水に触れると、元気を取り戻すだけでなく、日常の悩み・迷いも取り去るでしょう。

【主なご利益】心身健全、厄除祈願、開運招福

【こんな人にオススメ!】
情報に振り回されたくない人