【パラリンピック開幕】世界で戦うアスリートが参拝する神社の神様とは?
「仕事運」「金運」「恋愛運」「健康運」ほか、「21のご利益」の組み合わせからあなたの願いが叶う神様が見つかるかも! 八百万(やおよろず)の神様から100項目にわたって紹介する新刊『最強の神様100』には、古代から現代まで、めちゃくちゃ力のある神様が登場します。最強クラスの神様なので、ご利益も多種多様。さぁ、本を開けば、あなたが気になる神様がいるはず。それが今、必要としている神様かもしれません。
ここ一番の大勝負を助ける海軍大将
東京・原宿駅近くの東郷神社は、アスリートがよく参拝する神社です。オリンピックに7度出場した橋本聖子さん、サッカー日本代表の中心選手として活躍した本田圭佑選手、オリンピック3大会で金メダル3つ銀メダル4つを獲得した体操の内村航平選手なども参拝に訪れています。
アスリートですから、もちろん目的は「必勝祈願」。合格祈願の神社としても知られ、目標を達成するための強い心を養うご利益です。
ご祭神は日露戦争で連合艦隊司令長官として活躍した東郷平八郎(元帥・海軍大将)。薩摩藩士出身の海軍軍人で、日露戦争の日本海海戦で完勝し国内外で英雄視されました。東郷神社の創建は、陸軍の英雄・乃木希典を祭る乃木神社に対抗する意図もあり、ご本人は神になるのを嫌がっていたとか。しかし、その意思はスルーされ、東京都渋谷区と福岡県福津市に東郷神社が創建されました。
「国際的に活躍したい人」にも良い神社です。東郷平八郎の海外での知名度は高く、「世界三大提督」のひとり(他はイギリスのネルソン、アメリカのジョーンズ)。トルコでは日露戦争の戦勝を記念しトーゴー通りがつくられ、フィンランドではトーゴービールがつくられ、米国「タイム」誌の表紙を飾りました(日本人初)。先にあげたアスリートもオリンピック前や海外移籍前に参拝しています。世界相手に戦うときに特におすすめです。
これは都市伝説的ですが「肉じゃが」の生みの親です。明治初期まで日本人には肉食の習慣がなく、それがため「脚気」なる病気にかかる人が大勢いました。その解決策が肉食で、取り入れた海軍は脚気が激減し、取り入れなかった陸軍は減りませんでした。ただ、洋食そのままでは日本人の口に合わず、日本的な肉食料理が海軍で生まれ、そのひとつが肉じゃがです。こういった生活面でのちょっとした問題解決も担当するので、原宿に来たら訪ねてみてください。
【主なご利益】必勝祈願、受験合格、身体健全
【こんな人にオススメ!】
国際戦など、日本を代表して戦う人。問題解決に取り組みたい人
八木龍平(やぎ・りゅうへい)
1975年、京都市生まれ。博士(知識科学)
スピリチュアルな感覚を活用する社会心理学者
科学とスピリチュアルを組み合わせた今までにない「神社分析」が好評を博し、『成功している人は、なぜ神社に行くのか?』(サンマーク出版)はまたたくまに27万部超のベストセラーに。
NTTコムウェアのシステムエンジニア、富士通研究所シニアリサーチャー、北陸先端科学技術大学院大学・客員准教授、青山学院大学・非常勤講師などを歴任。性格分析やコミュニケーションの学術論文を出版する社会心理学者である。2006年度コンピュータ利用教育学会(CIEC)学会賞・論文賞。
現在は武蔵野学院大学・兼任講師として「情報リテラシー」を教えるかたわら、ブログや神社ツアーで「リュウ博士」と呼ばれ活躍中。全国の企業・団体での講演や、神社ツアーには、毎回多くの参加者が集まり、人気を博している。
著者からのメッセージ
「神は人の敬によりて威を増し、人は神の徳によりて運を添ふ」
鎌倉時代に制定された「御成敗式目」の第一条に記された言葉です。意味は、神様は人間の敬う心によってそのお力を増し、人間は神様の徳をいただいて運を開く。この神様の徳こそ、ご利益です。
御成敗式目は、鎌倉幕府の第3代執権・北条泰時が中心になってまとめた日本初の武家政権による法令です。武士にも一般庶民にも大きく影響を与えたこの法令は、神様と人との関係を説くことから始まるわけですね。
神様と人との関係は一方通行ではありません。お互いを助け合い高め合う存在。神様のお力をいただく「開運」は、このお互い様の関係の中で起こることを、読者の皆様にご理解いただければ、本書を出版した甲斐があります。
神様のやりたいことを助ける人は、神様から多くのプレゼントを受け取るでしょう。
本書を、神様との「良き隣人関係」を結ぶ一助としてくだされば幸いです。
本書の見方
古代から現代まで、めちゃくちゃ力のある神様が登場しますが、最強クラスの神様たちなので、ご利益も多種多様。あなたにピッタリな神様を見つけていただくためにも、本書の見方を紹介いたします。
■ナンバリング
本書では、何度も登場する神様がいます。本を活用する機会が多いはずなので、各項目初出のみ、数字を入れています。
■神様の特徴
同じご利益でも、性格が違います。神様の個性を表したご利益となります。
■神様を祭る寺社
神様を祭る代表的な神社・お寺を紹介。P271には、ご参拝におすすめの神社をピックアップしています。
■神様のご利益
神様が最も得意とするご利益を全21項目から主な3つを紹介。P255にはご利益別索引があるので、自身が欲するご利益ごとに神様を探せます。
■こんな人にオススメ!
人によって、職業も年齢もバラバラ。よりイメージしやすいように、あなたと神様とのマッチングをお手伝いします。
新刊書籍のご案内
『最強の神様100』
八木龍平著、定価1650円(本体1500円+税)、ダイヤモンド社
第1章では、日本の国が始まった最初の最初、弥生時代から古墳・飛鳥時代に大きな力を発揮した神々をご紹介します。日本で一番古い神社の神様など、神々の最長老ぞろいの第1章はご利益のスケールも大きく、「人として成長したい方」に特におすすめです。
第2章では、怨霊が不幸をもたらすと人々が本気で恐れた奈良時代から平安時代に、大きな力を発揮した神々をご紹介します。鬼から守る神様、今年の福徳をもたらす神様など、長く繁栄した神々ぞろいの第2章は、「不幸体質から幸運体質になりたい方」に特におすすめです。
第3章では、大きな戦乱が起こった鎌倉時代から戦国時代に、大きな力を発揮した神々をご紹介します。戦わない勝利の神様、宇宙根源の究極神など、人々が最も力を欲した時代にふさわしい神々の強者ぞろいの第3章は、「強力なパワーが欲しい方」に特におすすめです。
第4章では、安土桃山時代から江戸時代に大きな力を発揮した神々をご紹介します。「あとひと押し」をくれる神様、思いがけない知恵をもたらす神様など、新時代を切り開いた神々ぞろいの第4章は、「新しい流れを呼び込みたい方」に特におすすめです。
明治時代から昭和初期に大きな力を発揮したカリスマな神々ぞろいの第5章は、その道を究める神様など、「魅力を磨きたい方」におすすめの神様をご紹介。現代に大きな力を発揮している龍神さんや犬神さんなど、人間の要望に積極対応する神々ぞろいの第6章は、「大舞台で力を発揮したい方」におすすめの神様をご紹介します。
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