なぜなら、300社の“懐事情”はさまざまだからだ。自社株買いや配当などの株主還元や成長投資に回す手元資金があれば、その企業は現在の流通株式時価総額を「100億円以上」に高められる可能性がある。
そこでダイヤモンド編集部は、プライム不合格の1次判定を受けたとみられる企業の時価総額をネットキャッシュで割った「ネットキャッシュ倍率」を算出。ネットキャッシュがプラスとなったプライム未達の企業277社のうち、この倍率が低い順にランキングも作成した。
ネットキャッシュ倍率が低いほど、実質的な手元資金に対して企業価値が割安であると見なされやすい。現在の流通株式時価総額に対して、キャッシュリッチな企業を順番に並べた形となる。
ランキング上位の企業は、株主還元への余力が相対的にあるといえる。つまり、プライム逆転合格を目指すために行動を起こし、株価上昇期待が望める銘柄だ――。