失敗=次につながるチャンスと考えれば、しんどさが消える
仕事で失敗して上司の期待を裏切るのが怖いからと、チャレンジを避ける若い社員は多いようです。
そもそも日本の教育上、大学までは散々「個性が」「自分らしさが」などと言っておきながら、就職した途端に「協調性を」「和を乱すな」と全く方向転換した「常識」を押し付けてくるので、過渡期の人は真面目に考えれば考えるほど「何をやったら失敗じゃないのか?」と面食らい、なるべく無難で目立たないようになりがちです。
しかしチャレンジを避けていては、仕事のスキルは上がりませんし、同じことの繰り返しだと仕事の面白さに気づくチャンスもありません。無難を選ぶと、その反面仕事の本質が見つけられず、続けていくことがしんどくなるのも仕方がないかもしれません。
でも、逆にあなたが何かに挑戦して、何度も失敗していたとしたら、そのたびに上司はガッカリしているんでしょうか? 多分していません。
そもそも、失敗が会社に物理的な損害を与えたらその時点でストップがかかります。止められていない時点で、その行動にそこまで問題はないのです。
挑戦して失敗して、それで特に会社から警告されていないなら、「上司をガッカリさせてしまう」などと考えなくてもOKです。
それどころか「どうせ上司は、今回もうまくいかないと思っているだろう。でも今度は成功して上司を驚かせてやるぞ」くらいのスタンスで何度もやっているうちに、最初に抱いていた「こんな案、企画会議に出して大丈夫かな…」という不安感は、もうなくなっていることに、あなたは気づけるでしょう。
失敗=終わりではなく、次につながるチャンスであることをあなたが理解し納得したとき、仕事のしんどさが一つ消えることになります。