ひろゆきが教える「お皿洗いのやり方」で優秀さを見抜く画期的な方法ひろゆき氏(撮影:榊智朗)

現在、日本中で大ブレイク中のひろゆき氏。
著書『1%の努力』では、彼の「考え方の根っこ」を深く掘り下げ、思考の原点をマジメに語っている。この記事では、ひろゆき氏にさらに気になる質問をぶつけてみた。(構成:種岡 健)

早速ですが、質問です。

 いま、あなたは、家の中で食事を終えました。

 テーブルの上には、汚れたお皿が6枚あります。

 どのように運びますか?

 ちょっと考えてみてください。

重ねて持っていく? バラバラに持っていく?

 ここで行動が分かれるのが、6枚の皿を「重ねるかどうか」だと思います。

 食べたものにもよるのですが、食事を終えたお皿は、だいたいが「油汚れ」があるはずです。

 その場合、お皿を重ねてしまうと、上に置いたお皿の裏側にも油が付いてしまうんですよね。

 僕、こうなってしまう状態が本当に許せないんですよ(笑)。

 わかりますかね?

「余計な手間」に無自覚じゃない?

 もし、油汚れのないお皿なら、百歩譲って重ねてもOKとしましょう。

 しかし、お皿の裏側に油が付くことだけはどうしても許せない。

 その理由は、「余計な手間を増やしているから」なんですよね。

 僕のこの意見に反論してくる人は、こういう言い方をしてきます。

「どうせ洗うんだから一緒じゃん!」と。

 この思考が、僕は理解できないんです。だって、わざわざ汚れなくてもいいところを汚していることを自己正当化しているからです。

「どうせ洗うじゃん」という反論は、「どうせ残業すれば終わるじゃん」とか「どうせ捨てるから適当に使えばいいじゃん」とか、さまざまな精神論を正当化してしまうのに通じます。

 お皿を重ねてしまう人は、「余計な仕事」を無意識に増やしていることに気づいていないんですよね。だって、油汚れを取るのはめんどくさいことですから。洗い方が甘いと、洗い残しをする可能性もありますからね。

 ということで、少し飛躍したかもしれませんが、「皿洗い」だけでその人が優秀かどうかが見分けられるポイントだと思うので、自覚する人は気をつけるようにしてみてください。

ひろゆき
本名:西村博之
1976年、神奈川県生まれ。東京都に移り、中央大学へと進学。在学中に、アメリカ・アーカンソー州に留学。1999年、インターネットの匿名掲示板「2ちゃんねる」を開設し、管理人になる。2005年、株式会社ニワンゴの取締役管理人に就任し、「ニコニコ動画」を開始。2009年に「2ちゃんねる」の譲渡を発表。2015年、英語圏最大の匿名掲示板「4chan」の管理人に。2019年、「ペンギン村」をリリース。主な著書に、38万部を突破した『1%の努力』(ダイヤモンド社)がある。