〈事例2〉
 次の事例はフェイスブック広告で、改行の箇所(本書337ページ)で触れたものだが、もう少し詳しく見てみよう。

 デジタルマーケティング講座の広告で、Aが改行あり、Bが改行なしで、それ以外は文章も画像もまったく同じだ。

「クリック率」と「成約率」は違う!<br />本当に、売れた広告は、どっち?

 A/Bテストの結果は次のとおり。

「クリック率」と「成約率」は違う!<br />本当に、売れた広告は、どっち?

 CTRは、「A:改行あり」が「B:改行なし」の1.18倍。この広告から講座に申し込んだ人の比率=CVRは1.67倍となった。

 改行ありのほうが読みやすいので、読んでみたいと思われる確率=クリック率(CTR)が高くなった。加えて、内容の理解度が高く、読んだ後の行動=成約率(CVR)もかなり高くなった。

 ところで、この広告画像では、なぜ刀を持っているのだろうか?

 画像の下に「神田昌典が、一刀両断!」とある部分をイメージにしたからだ。さらに、それに続く文章で「経営者は、この3つだけをやりなさい」とある。この「3つだけ」という点にフォーカスした次の画像でもテストを行った。

「クリック率」と「成約率」は違う!<br />本当に、売れた広告は、どっち?

 A/Bテストの結果は次のとおり。