感動小説『精神科医Tomyが教える 心の荷物の手放し方』の著者が、voicy「精神科医Tomy きょうのひとこと」から、とっておきのアドバイス。心がスッと軽くなる“言葉の精神安定剤”で気分はスッキリ、今日がラクになる!
制約が多くなっているから強みになること
きょうのひとことは、
「一目置かれる人とは?」
あなたの周りに、一目置かれる人っていませんか?
一目置かれるというのは、周りの人が「あの人は自分たちより優れている」と認める逸材のことです。
もう少し大まかにいうと、「ほかの人とは違う」そして、その違うところがポジティブな要素というのが、一目置かれる人なんですね。
ちょっと話は飛びますが、コンプライアンス(法令遵守)の徹底が求められる時代になっています。
時代の変化が目まぐるしく速まっていることも相まって、以前はできていたことが、いまはできなくなっているということがたくさんあります。
アテクシは、いまに比べるとちょっとのんびりしてた昭和の時代も知っていますから、当時は、良くも悪くもいろんなことがなあなあに妥協して、曖昧にすませることが許されてきたようなところもありました。
時代が進んで、インターネットが生活の基盤になり、誰もがスマホ片手に情報を発信したり収集したりできるようになると、一般的なメディアの情報だけでなく、FacebookやTwitter、InstagramなどのSNSで、問題が生じると炎上することしばしばです。
以前に比べると桁外れに多くの人が公に情報発信できるようなると、企業が評価を落とさないためにも、コンプライアンスを強化せざるを得なくなっています。テレビ番組も、昭和の時代なら許されていたことが、いまではできないことがたくさんあるようです。
世の中全体を見渡してみても、以前ならできていたことが、いまはできなくなったということが多くなっているわけです。
昭和の時代から生きているアテクシみたいな人間からいわせると、細かいことがいわれすぎな気もしますし、生きづらさを感じる人もいることでしょう。
ここで話は戻りますが、こうした世の中で一目置かれる人は、なにが違うのでしょうか?
以前ならできていたことが、なかなかできなくなっている世の中だからこそ、「なんとかします」「なんとかできます」というふうに、できない理由を並べない人が、以前にも増して一目置かれるようになってきていると思うんです。
もちろん、明らかに問題が生じることなのに、無理して「なんとかします」ということではありません。
いまの時代の正規ルートで、ほかの人なら二の足を踏むようなことでも、「なんとかします」「なんとかできます」といい切れる人は一目置かれやすいですし、仕事でもプライベートでも頼られやすくなります。
かつてより制約が増えて、NGだといわれることが増えているからこそ、この点に着目してみると、一歩リードするチャンスが眠っているかもしれません。
きょうのひとことは、
「一目置かれる人とは?」
でした。
参考になったかしら?