【YouTubeチャンネル登録数61万人、Twitterフォロワー数53万人、Instagramフォロワー数12万人】と、今どきのママパパに圧倒的に支持されるカリスマ保育士てぃ先生。
子育てアドバイス本『子どもが伸びるスゴ技大全 カリスマ保育士てぃ先生の子育て○×図鑑』が人気です。
この連載では、「てぃ先生が実際に試して効果のあった伝え方」や「保護者が絶賛した斬新なテクニック」を厳選。「子育ての困った」が「成長」に変わるコツをお伝えします。(2023年6月2日にタイトルを修正しました)

てぃ先生が実感!1日1回で集中力がアップする簡単で楽しい遊びとは?Photo: Adobe Stock
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やり始める前と後では、
実感レベルで集中力が変わる!
袋の中身当てクイズ

 どんなときに子どもの集中力が長く続いているかを考えると、パッと思い浮かぶのは、テレビやスマートフォンで動画を見ているときだったりしませんか?

 反対に集中力が続かないのは、お勉強や、自分の興味関心から外れたことをする場合だと思います。

 子どもは目や耳から入ってくる情報や、自分の興味関心事については集中が長く続きやすいんですが、それ以外のことは難しいわけです。そこで、この状況を解消するのに効果抜群な方法を紹介します。

中を見ないで物を探す遊び

 中身が見えない袋を用意して、中に子どもが知っている日用品やおもちゃを入れます。そして子どもに「じゃあこの中を見ないでぬいぐるみを見つけられるかな?」と、お題を出すんです。すると子どもは「触覚」のみで、

「ぬいぐるみどこかな~。あ、これペットボトルだ……ぬいぐるみはどれかな、あった!」

 と集中して一生懸命探します。こういう遊びをくり返すなかで、子どもの集中力はグーンとアップします。

 家にあるおもちゃでも、見れば「こういう感触だろうな」と想像ができるんですが、見ないで触っただけで何だろうと考えることは、体験としてあまりないですよね。

 この日常生活にはない体験というのもポイントです。非日常だからこそ、子どもはおもしろがって、自然と集中して感覚を研ぎ澄ます能力を身につけます。

 自分から情報を取りに行って、しかも普段単独で使うことのない、触覚を使っていますから、いつもと違う刺激を脳に送ることができます。さらに、触覚からそれが何かを考える思考力も使っています。

脳の発育にいい、手で味わう感触

 通常、触覚は視覚や聴覚とリンクしていて、手と同時に目や耳からもその物の情報を得ています。ですから、これらの感覚を分離して考えるときには、いつもと違う頭の使い方をする必要があり、脳が活性化するわけです。

 実際、子どもの発達において重要な「感覚統合」という分野においても、このような遊びは子どもの集中力を鍛え、思考力の整理に役立つと言われています。

 また、子どもにとって手で味わう感触は、脳の発育においてほかのどんな刺激よりいい影響を与えると言われています。

 この遊びをある程度続けていくと、やり始める前と後では、実感できるレベルで集中力が変わると思います。

 子どもに「集中しなさい!」と叱っても改善しないことは、皆さんよくわかっていらっしゃると思います。こういった遊びは子どもの発達を促すのにとてもいいですし、何より楽しいので子ども自ら取り組もうとしますから、ぜひやってみてください!

POINT
●子どもに「集中しなさい!」と叱っても改善しない
●触覚だけで何か当てる遊びは、いいこといっぱい
●いつもと違う頭の使い方をして、脳が活性化する

 てぃ先生著『子どもが伸びるスゴ技大全 カリスマ保育士てぃ先生の子育て○×図鑑』では、ママパパの子育てが楽しくなって、子どもの「困った」が「成長」に変わるコツを紹介しています。一緒に楽しく、子育てしてみませんか?(次回へ続く)

てぃ先生が実感!1日1回で集中力がアップする簡単で楽しい遊びとは?
てぃ先生(てぃーせんせい)
関東の保育園に勤める男性保育士

保育士として勤務するかたわら、その専門性を活かし、子育ての楽しさや子どもへの向き合い方などをメディアなどで発信。全国での講演は年間50回以上。

他園で保育内容へのアドバイスを行う「顧問保育士」など、保育士の活躍分野を広げる取り組みにも積極的に参加している。

ちょっと笑えて、かわいらしい子どもの日常についてのつぶやきが好評を博し、Twitterフォロワー数は52万人を超える。子育てのハウツーを発信しているYouTubeも大人気。

著書は『子どもに伝わるスゴ技大全 カリスマ保育士てぃ先生の子育てで困ったら、これやってみ!』(ダイヤモンド社)、『ほぉ…、ここがちきゅうのほいくえんか。』(ベストセラーズ)、コミックほか多数。