生きていれば、不安や悩みは尽きない。寝る前に考え込んでしまって、眠れなくなるなんてことも……。そこで参考にしたいのが、感動小説『精神科医Tomyが教える 心の荷物の手放し方』(ダイヤモンド社)だ。
ゲイのカミングアウト、パートナーとの死別、うつ病の発症……苦しんだ末にたどり着いた自分らしさに裏づけられた説得力ある言葉の数々。とても読みやすいオムニバス形式の8つの物語は、気づかぬ間に心の荷物を抱え込んで苦しくなったとき、そっと心の荷物を手放すための優しい言葉を授けてくれる。
voicy「精神科医Tomy きょうのひとこと」の心がスッと軽くなる“言葉の精神安定剤”で、気分はスッキリ、今日がラクになる!

【Twitterフォロワー30万人超の精神科医が教える】<br />楽しくはじめて、続けるコツ

苦しい、続かないを卒業しよう

きょうのひとことは、「楽しむというサブ目標を掲げる」

前回は「絶対に失敗しない目標設定のコツ」についてお話しましたが、そのなかで、高すぎる目標を掲げるのではなく、せいぜい成功確率50%程度、つまり50/50(フィフティ・フィフティ)の目標を上限とするのがコツだとお伝えしました。

もうひとつコツを加えるならば、できるだけ自分が楽しく続けられることを目標に掲げること。また、目標を達成するまでの過程を楽しむようにするという視点も大事にしましょう。

「楽しむ」という視点を大事にする

先日、アテクシのTwitterのフォロワー数が30万を突破しました。

最初から30万フォロワーを目標にしたわけではないのですが、精神科医として患者さんを診療するなかでアドバイスをしたことや「これは役に立つんじゃないか」とお思いついたことをメモして、それをブラッシュアップして、なるべく短い文章でつぶやいてみようと、楽しみながら続けてきた結果ということでもあります。

みなさんの役に立つ言葉であることはもちろん、より心に残るような味わいや深みのある言葉にしてみようと工夫することも、アテクシにとっては楽しみなんです。

最初からフォロワー数を30万に増やすため、どうしようかというふうな目標設定のやり方もあるかもしれませんが、そういう大きな目標を最初から掲げてしまうと、ちょっと無理が生じてしまうでしょうし、コツコツと投稿し続けることが苦痛に感じられるかもしれません。

苦痛に感じられるようなことは毎日続けられません。だから、「楽しむ」という視点を大事にする。そして、結果として大きな数値に達したら、それがご褒美として大きな喜びになる。そんな発想があってもいいと思います。

いまを楽しめていますか?

大きな目標を掲げて頑張っている方々も多いと思いますが、いまを楽しめていますか? もし楽しめていないと思うなら、「楽しみながら続ける」というサブ目標を加えてみてください。

いま頑張ってることが、まるで苦行のようで楽しくないと思ったら、この先なかなか続かないですし、理想の目標まで達したら、燃え尽きてしまうかもしれません。目標を達成したとしても、そこから先、もっと伸びるかもしれないのですから、とてももったいないことになってしまいます。

きょうのひとことは、「楽しむというサブ目標を掲げる」でした。参考になったかしら?

『精神科医Tomyが教える 心の荷物の手放し方』(ダイヤモンド社)にお悩みの解消法があります。