【ひろゆきが教える】読書感想文を「超高速」で書く方法ひろゆき氏(撮影:榊智朗)

SNSの総フォロワー数は300万人を超え、YouTube動画の月間再生数は3億回を超えるなど、現在、日本中で大ブレイク中のひろゆき氏。
彼の代表作『1%の努力』では、「考え方の根っこ」を深く掘り下げ、人生の原点をマジメに語っている。
この記事では、ひろゆき氏にさらに気になる質問をぶつけてみた。(構成:種岡 健)

誰もが苦手な読書感想文

 みなさんは、読書感想文は得意でしょうか?

 おそらく苦手だと思います。

 僕はわりと得意だったので、その方法について述べてみましょう。

まず「周辺情報」を埋める

 文章が苦手な人は、いきなり特別なことを書こうとします。

 だから、手が止まるのです。

 大事なことは、まず「字を埋めること」です。

 そこで、最初は周辺情報から書くようにします。

「なぜ、読書感想文を書くのか」
「どうやって本を選んだのか」
「なぜ他の本ではなく、この本なのか」

 など、内容についてではなく、それ以前の話を書きます。

 そこで30%くらい埋めるのが理想です。そこまでいけば、書くスピードが上がってくると思います。

どうやって本を読むか?

 次に、感想文の中身です。

 ただ、何も考えずに読んでしまっては、感想なんて書けません。

 チェックするのは、たった1つ。

 それは、あなたが「知らなかったこと」です。

 単純に知らなかったことを、箇条書きで書き出すようにします。

・パソコンがない時代の話は知らなかった
・アメリカ人の習慣について知らなかった
虫の生態について知らなかった

 あとは、それについて、友達や家族にどうやって伝えるか、「人に話すような感じ」で、1つ1つ思ったことを書けばいいんです。

 文章が苦手な人は、文章っぽく伝えようとします。

「真面目そうなこと」「社会について考えていること」「賢く思われるようなこと」を書こうとします。だから、失敗します。

 そうではなく、声に出しながら、話をしているように書いてみる。「特別なこと」は不要です。

 あなたのそのままの普通の話し言葉で、ちょうどいいのです。

僕の本も、おすすめです(笑)

 あと、おすすめの本は、できれば自分で見つけたほうがいいでしょう。

 推薦図書にあるような小説やエッセイは、他の人とかぶる可能性が大きいです。すると、書く内容が似てしまいます。

 それよりは、誰も読んでいないようなものがいい。それだけで珍しい文章になります。

 迷ったら、僕の『1%の努力』は、わりと書きやすいと思いますよ。「ひろゆきがこんな変なことを言っている」「ひろゆきがこんな変なことをしたらしい」と、羅列していけば、簡単に書けると思います(笑)。

ひろゆき
本名:西村博之
1976年、神奈川県生まれ。東京都に移り、中央大学へと進学。在学中に、アメリカ・アーカンソー州に留学。1999年、インターネットの匿名掲示板「2ちゃんねる」を開設し、管理人になる。2005年、株式会社ニワンゴの取締役管理人に就任し、「ニコニコ動画」を開始。2009年に「2ちゃんねる」の譲渡を発表。2015年、英語圏最大の匿名掲示板「4chan」の管理人に。2019年、「ペンギン村」をリリース。著書に、45万部を突破したベストセラー『1%の努力』(ダイヤモンド社)がある。