JAと郵政 昭和巨大組織の病根#予告Photo:JIJI

農協と日本郵政は共に昭和の時代、金融事業によって急成長を遂げた。だが、半官半民の風土が残る両組織は、いまや「変われない組織」の代名詞となっている。日本郵政では、2019年にかんぽ生命保険の不適切販売が発覚。抜本的な改革を先送りし、目先の利益を追求したひずみが職員の不正という形で表面化した。これと同様の問題を抱えているのが、農協だ。ノルマを達成するために職員が本来は不要な共済(保険)に加入する“自爆営業”などが横行しているのだ。ダイヤモンド編集部では農協職員を対象とする緊急アンケートを実施。1386人から得た回答には、驚くべき不正の実態と現場の悲痛なメッセージが凝縮されていた。農協と日本郵政――。特集『JAと郵政 昭和巨大組織の病根』では、9月12日(月)から全15回にわたり、昭和巨大組織の病根を徹底解明する。

#1 9月12日(月)配信
農協と日本郵政に迫る「老衰危機」、昭和丸出し組織から人材とマネーが大流出!

JAと郵政 昭和巨大組織の病根#1Photo:JIJI

 農協と日本郵政グループは戦後に蓄積した“財産”を食いつぶして生き永らえている。利用者から集めた莫大な金融資産があるために「当面はつぶれない」という慢心が生まれ、抜本的な改革が先送りされてきた。だが、若手の職員は組織が老衰の危機にひんしていることを察知し、沈みゆく巨艦から次々と逃げ始めている。農協と日本郵政の衰退の原因をデータで解明する。

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#2 9月12日(月)配信
JA職員1386人が告発、共済「職員搾取営業」悪質度ランキング【24JA】1位は組合長に報酬700万の闇

JAと郵政 昭和巨大組織の病根#2Photo: Malte Mueller/gettyimages

 ダイヤモンド編集部は、農協職員ら1386人から得たアンケートの回答に基づき、農協職員が本来は不要な共済に加入する“自爆営業”が横行しているワースト24JAのランキングを発表する。1位の農協の職員は、共済事業の大元締であるJA共済連から農協トップに流れる報酬の額を暴露した。共済の自爆営業の実態とそれを誘発するJAグループによる「職員搾取のカラクリ」を明らかにする。

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#3 9月13日(火)配信
かんぽ生命営業再開でも「保険契約ゼロ」の郵便局が続出する理由、コンプラ順守の自縄自縛

JAと郵政 昭和巨大組織の病根#3Photo by Hirobumi Senbongi

 日本郵政グループは今年4月、かんぽ生命保険の不適切販売の発覚後、なくしていた営業目標を3年ぶりに復活させた。しかし、営業目標の復活から半年を迎える現在も、保険契約の獲得がゼロの郵便局が少なからず存在するという。不正の未然防止のルールで自縄自縛に陥り、販売能力を失った郵便局の窮状に迫る。

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#4 9月14日(水)配信
JA高知県で産地偽装に続く醜聞!パワハラ人事部長は「無罪放免」で被害者5人退職の理不尽

JAと郵政 昭和巨大組織の病根#4Photo:erhui1979/gettyimages

 コメの産地偽装などの不祥事で信用が失墜し、再出発をしていたJA高知県で、新たな問題が持ち上がった。マネジメントの模範を示すべき人事部長が、パワハラが疑われる行為を繰り返し、部下5人が退職に至ったのだという。なかなか根治しない、JA高知県の組織風土の病に迫る。

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#5 9月15日(木)配信
日本郵政に迫る「750億円減損リスク」、楽天との“ちぐはぐ”提携の末路

JAと郵政 昭和巨大組織の病根#5Photo:JIJI

 日本郵政は楽天グループを物流事業のテコ入れやデジタルトランスフォーメーション(DX)のパートナーとして選び、1500億円を出資した。だが、両社の提携には暗雲が立ち込めている。楽天の携帯事業やインターネット販売の宅配などで、日本郵政の力を最大限に引き出す協力体制を築けていないのだ。両社の提携のちぐはぐさを明らかにする。

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#6 9月16日(金)配信
JA兵庫西“最強営業部隊”の仮面剥がれる!農協ローンで共済を自腹契約する「負の連鎖」

JAと郵政 昭和巨大組織の病根#6Photo by H.S.

 JA兵庫西は、ダイヤモンド編集部の「JA共済“自爆営業”ランキング」で上位に入るなど、営業目標の必達を職員に求めることで有名な農協だ。JA兵庫西の営業部隊の前時代的な仕事ぶりを明らかにするとともに、職員が農協から借りた資金で自爆した共済の掛け金を払う実態を暴露する。

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#7 9月17日(土)配信
ゆうちょ銀行社長候補にメガバンク役員が浮上!それでも日本郵政トップ人事は難航中

JAと郵政 昭和巨大組織の病根#7Photo:JIJI

 日本郵政グループのトップ人事が停滞している。かんぽ生命保険の不適切販売の混乱収束のために就任した増田寬也・日本郵政社長と、池田憲人・ゆうちょ銀行社長に交代論が出ているのだが、候補者の選定に時間を要しているのだ。後継者不足で難航している日本郵政グループのトップ人事に迫った。

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#8 9月18日(日)配信
農協職員が自腹買いした「無駄な戦利品ランキング」、シロアリ工事300万円、浄水器30万円

JAと郵政 昭和巨大組織の病根#8Photo:sefa ozel/gettyimages

 農協職員は、共済のみならず物品の販売についてもノルマを持たされている。売り込むのはコメや牛肉といった農産物にとどまらず、宝石や家電なども含まれる。中には300万円の物販の目標を課せられている職員もおり、ノルマ達成のために自ら購入することも多い。農協職員アンケートの回答に基づいて作成した、ノルマ達成のために買った無駄なものランキングをお届けする。

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#9 9月19日(月)配信
郵便局とJA「セクハラ隠ぺい工作」の酷似手口、幹部を擁護し告発者を孤立させる腐敗体質

JAと郵政 昭和巨大組織の病根#9Photo:Hans Neleman/gettyimages

 男尊女卑の悪弊が残る農協と郵便局――。職員らに取材すると、セクハラが今も各地で起きていることが明らかになった。恐ろしいのは、幹部の不祥事を隠蔽しようとすることだ。告発者を探し出して“村八分”にする組織風土は、農協と郵便局で驚くほどよく似ている。腐敗の本質に追った。

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#10 9月20日(火)配信
農協vs日本郵政「昭和脱却度5番勝負」、女性活躍・集票力…過去を引きずっているのはどっち?

JAと郵政 昭和巨大組織の病根#10写真:JIJI、松尾/アフロ

 農協と郵便局は、共に男性優位の組織であり、職員や利用者から“昭和丸出し”との声が上がる。そうした中、「どちらが時代の波に乗れているのか」をあえて判定するならば、勝者は農協か郵便局か?女性管理職比率や稼ぎ方、さらには横領の被害金額などで、二つのレガシー組織を徹底比較する。

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#11 9月21日(水)配信
【動画】JA共済の被害者3人が怒りの告発!農協職員による違法契約で90代女性が犠牲に

JAと郵政 昭和巨大組織の病根#11

 農協職員が共済の営業ノルマ達成のために、高齢者を食いものにするケースが相次いでいる。関東・中部地方の農協による強引な営業活動で被害を受けた2組の告発者が農協の不誠実な対応への憤りを語った。

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#12 9月21日(水)配信
農協の押し売りで90代女性が25件の共済契約!被害者抗議にJA開き直りの保身術

JAと郵政 昭和巨大組織の病根#12Photo:JIJI

 独り暮らしの90代の女性が、農協に勧められて共済(保険)を25件も契約し、月15万円もの共済掛け金の支払いで貯金残高が尽きかけていた――。それを知った子や孫の憤りはいかばかりか。しかも子や孫は、自分が保険金を受け取る立場になっていることを知らず、当然、申込書にサインしたこともなかった。全国で相次ぐ共済の不適切販売の被害者が、農協の不正の手口とそれが明らかになった後の不誠実な対応の実態を暴露する。

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#13 9月22日(木)配信
JAならけん会長「インサイダー発覚」でも続投の裏事情、裸の王様ぶりに職員は茫然自失

JAと郵政 昭和巨大組織の病根#13Photo by Takeshi Kubota

 JA全農の大手コンビニへの資本参加に関連して、JAならけんの中出篤伸会長がJA全農の役員の地位を乱用してインサイダー取引を行った。驚くべきことに、中出氏は違法行為の事実を認めた後も、農協の会長ポストに居座っている。中出氏の会長続投の舞台裏を明らかにする。

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#14 9月23日(金)配信
「農協45万票vs郵便局長会60万票」が半減!日本最大級の“集票マシン”崩壊の末路

JAと郵政 昭和巨大組織の病根#14Photo:JIJI

 日本最大級の“圧力団体”とされてきた農業者政治連盟(農協の政治団体)と全国郵便局長会(旧特定郵便局などでつくる政治団体)の集票力の低下が止まらない。農協と郵便局長の政治力の衰えの真因を解明する。

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#15 9月24日(土)配信
JA全中会長などJA全国組織の「幹部レース」大予想!農林族依存と人材枯渇の異常事態

JAと郵政 昭和巨大組織の病根#15Photo by H.S.

 2023年夏、JAグループの全国組織の役員改選が行われる。注目はグループの司令塔であるJA全中の会長選挙だ。有力候補が下馬評通りに当選すれば、JAグループの自民党農林族への依存はさらに深まり、農協改革は停滞しそうだ。農協の命運を左右するトップ人事を巡る勢力争いに迫る。

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Key Visual by Noriyo Shinoda

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