SNSの総フォロワー数は300万人を超え、YouTube動画の月間再生数は3億回を超えるなど、現在、日本中で大ブレイク中のひろゆき氏。
彼の最新刊『99%はバイアス』では、「ブレイクの秘訣」を明かし、「どうすれば影響力を持てるのか?」「口のうまい人がトクする世の中で、どう生きるべきか?」などをマジメに語った。
この記事では、ひろゆき氏にさらに気になる質問をぶつけてみた。(構成:種岡 健)
「効率重視」は非効率?
あなたは「休むこと」が上手でしょうか?
有休を取りにくかったり、休日も仕事のことを考えたり、オンオフの境目が曖昧な人が多いですよね。
働けば働くほど収入が増えれば別にいいんですけど、そういうわけではないですよね?
効率的に仕事をすることは大事だけど、それが過剰になると、じつは非効率になります。
「本は自分の興味のあるものだけでいいから、ネット書店だけ利用する」ということをやるとどうでしょうか。
最初のうちは、効率的に見えますが、効率を重視するあまり、「書店で偶然に面白い本と出会わなくなる」という非効率な結果が待っています。遠回りによるメリットがなくなってしまうんですよね。
「休みの日」を「準備の日」にする人
「休日は平日の準備をする日」にしてしまっている人がいます。
仕事のために休むのか。休むために仕事をするのか。その主従関係が入れ替わってしまっているんですよね。
「休むことが上手な人」は、友達や家族と時間を過ごすことが最優先事項です。それを実現させる手段としてお金を稼いでいます。
しかし、日本では「お金を稼いでも、それを使う時間がない」という皮肉なことを言う人がいます。
それは、もしかすると、学校教育のせいかもしれません。
「平日の勉強についていけるように、家での予習復習を欠かさないようにしましょう」と言われたことがあるでしょう。
しかし、なぜ予習と復習は平日の学校でやってはいけないのでしょうか。
家でわざわざ放課後や休日に勉強しなくても理解できるようにすることが大事なはずです。
平日に仕事がスムーズに行くように土日に仕事の準備をするのは本末転倒です。
そんなことは、月曜の朝にやればいいんですよ。
休むことの「罪悪感」をなくそう
あなたは、「休むこと」に罪悪感を覚えていないでしょうか。
「申し訳ございませんが、有給休暇を取ります。なぜかと言うと……」
「たいへんご迷惑をおかけしますが、夏休みを取らせていただきます……」
というように、法でも犯したかのように、休むことを悪いことだと勘違いしている人がいます。
そういう考えは根本からなくしたほうがいいでしょう。
「疲れたら休む」「風邪を引いたら病院に行く」と、休むための理由があることが前提になっています。
それが根本的に間違っています。別に、疲れていなくても休めばいいし、風邪を引きそうなときに病院に行ってもいいんですよね。
元気なうちから休んでおく。まずはこれを実践することです。
休むことの罪悪感のように「思い込み(バイアス)」を持つ人は多くいます。そのバイアスの取り除き方は、『99%はバイアス』という本に書きましたので、ぜひチェックしてみてください。