多くの人が悩む「何食べたい?」。いい返答が思いつかないと、つい「何でもいい」と言ってしまいがちです。自分から「ここに行きませんか?」と提案する場合も、「どこに行きたい?」と聞かれた場合も、気の利いた返答・提案を瞬時にできる人は少ないもの。そんなとき役立つのが1年12カ月、その時旬の食べ物や、花、行事、家事、レジャーなどを紹介した書籍『旬のカレンダー』。今回はそのなかから、マナー講師・諏内えみさんに伺ったお話しを一部抜粋、再構成してご紹介します。

本当に好きなものを言えばいいのか……と多くの人が迷う

「何食べたい?」と聞かれると困る! 気のきいた返答【11月】Photo: Adobe Stock

「何食べたい?」と聞かれた時、ぱっとよい答えが思いつかないと、「何でもいい」「いつものお店でいいよ」と、おざなりな回答をしてしまいがちです。

とくに、初対面やあまりお互いのことをよく知らない場合であれば、

お互いに行きやすい場所であるか、お店の雰囲気は自分たちに合っているか、適度な価格帯か、相手の食の好みや好き嫌い、一緒に楽しめるかどうか……など、様々なことを考えすぎてしまい「自分の好きなものを言えばいい」とは思えず、気をつかったつもりで「なんでもいい」「お任せします」と言ってしまう、ということもあるのではないでしょうか。

そんなとき、役立つのが「旬」の知識です。

今の季節、外食であれば、

「松茸の季節なので、和食はいかがですか?」
「寒くなってきたし、お鍋はどう?」
「苦手でなければ、ジビエは?」
「ワインの飲めるお店がいいかも!」(ボジョレー・ヌーヴォー解禁は11月)

など、あまり限定しすぎず「この時期ならではの旬を味わいましょう」という気のきいた返答ができるはずです。

断定するのではなく、提案するかたちで2つか3つ候補をあげることができれば、誘ってくださった方と、行き先を決めやすくなりますね。

家で食べる場合の「今日、何たべたい?」

家で食べる場合も、

「栗ごはんが食べたい!」
「カツオが旬だから、たたきか、お刺身は?」
「牡蠣フライがいい!」

など、季節感のあるメニューを具体的にリクエストできると、一緒に考えるのが楽しくなりますね。

旬の食材は安価で、栄養も高く、一番おいしい時期ですから「いいかも!」とつくってくださる方もメニューを決めやすくなります。

いただくときも、会話が弾みそうですね!

このように、日常やおつきあいの中で旬を意識すれば、きっといつまでも豊かな会話とみずみずしい関係を続けていくことができますよ。

『旬のカレンダー』では、普段の生活のなかの、衣食住、開運にまつわる「今、旬のもの」「今、したいこと」を400個以上も紹介しています。デートはもちろん、マンネリしがちな日々の家族の予定や、お金をかけずに楽しめることを考えるのは、けっこう大変なもの。「土用の丑の日に、鰻」「秋だから、モンブラン」「栗ごはんをまだ食べてない!」「ぶどう狩りに行ってみよう」など、知ってるようでぱっとは思い出せない旬のものをたくさん紹介しています!