たった90日で劇的に成績を上げる新メソッド、一挙公開! 学年最下位をとっていた落ちこぼれが、勉強に目覚め、たった90日で「京大模試D判定⇒A判定&全国1位」に。そして京大に合格。そのときの勉強法を再現性あるものに練り上げ、「いつ、どの教科を、どう勉強するか」という受験戦略を構築。その勉強メソッドをまとめた『逆転合格90日プログラム』が10月11日に発売された。この特別寄稿は、その著者であり、予備校講師として、京大、早慶、医学部など、多数の合格実績を叩き出している篠原好氏が語る「やってはいけない勉強法」だ。

「逆転合格した人」が超徹底していた「2つの勉強法」とは?Photo: Adobe Stock

逆転合格するために必要なこと

 本日は、逆転合格を成し遂げた人、全員に共通する特徴についてお話しします。それは「やるべきことを明確にして、確実に前進する」です。

「やるべきこと」とは何か?

「やるべきこと」とは、「過去問で要求されている能力を身につけること」です。そして、これは過去問をやってみないと分からない部分でもあります。

 例えば、京都大学の英語は試験時間が120分あるにもかかわらず、問題は5ページしかありません。ちなみに、共通テストの英語は試験時間が80分でおそよ30ページもあります。この数字だけをうけて「京大は速読力がいらない」と思いがちですし、かつ、そう主張する人います。

 しかし、実際に解いてみると、京大は時間が足りません。急いで解く必要があり、京大受験生は速読力が必須になります。

 このように「実際に問題を解く」ことで、要求されるレベルが分かります(拙著『逆転合格90日プログラム』でも、かなり序盤に過去問を一度解くように推奨しています)。

「確実に前進する」とは何か?

 中学生から東大を目指して勉強するのであれば、「勉強する→忘れる→覚えなおす→忘れる→また復習する」といった繰り返しをしても、十分間に合います。しかし、時間が足りないのであれば、勉強したことは確実に覚える必要があります。

 ぜひ確認していただきたいことは「過去、間違えた問題を、今はできるようになっているのか?」です。

 断言します。ほとんどの受験生は、過去間違えた問題を今も間違えます。

 そして、これはあなたにとっては朗報です。他の受験生が足踏みをしているうちに、あなたは前進すればいいからです。

「過去問で要求されている能力を身につける」「過去、間違えた問題は解けるようになる」、この2つを徹底的に実行していきましょう。