SNSの総フォロワー数は300万人を超え、YouTube動画の月間再生数は3億回を超え、代表作の『1%の努力』は45万部を超えるなど、現在、日本中で大ブレイク中のひろゆき氏。彼の最新刊『99%はバイアス』では、「ブレイクの秘訣」を明かし、「どうすれば影響力を持てるのか?」「口のうまい人がトクする世の中で、どう生きるべきか?」などをマジメに語った。
この記事では、ひろゆき氏にさらに気になる質問をぶつけてみた。(構成:種岡 健)
「幸福感」は持続するのか?
あなたは「幸せ」が長続きするほうですか?
それとも、満足感がすぐに冷めてしまうほうでしょうか。
単純な質問に聞こえますが、これって人生においてかなり重要なことだと思うんですよね。
だって、100年の人生で、いかに長く幸福感をもてるかどうかが決まるわけですから。
でも、「満たされない」「納得できない」「もやもやする」という生き方を続ける人もいます。
そういう人には、どんな特徴があるのでしょうか。
「人生が変わる」と思い込む人
幸せが長続きしない人は、すぐに「期待」をします。
「あの一流企業に入ったら幸せになれる」「出世したら人生が変わる」「素敵な人に巡り会えたら、人生が変わる」
こういうふうに、何かを手に入れることで、人生がガラッと変わるのだと勘違いしています。
こういう考え方は、「思い込み(バイアス)」が大きく占めます。
なぜなら、それらを手にした瞬間に、「なんか思っていたのと違う……」と感じるのが間違いないからです。
どんな物事も、高く期待すると、「思ったよりよくない」ということになります。
オリンピックでメダルを取ったとしても、それを目標に生きてきた人は、「そんなに人生は変わらないものだな」と思うそうです。
世界一になっても、その程度なのです。だったら、ちょっと就活や仕事がうまくいったくらいのことが絶対的な幸福感になることなんてありえないのです。
ささいなことに幸せは眠る
ということで、家族との暮らしや子育てで成長していく感じとか、生活の中でのちょっとした美味しいものとか。ささいなことの中に、幸せを見つけるしかありません。
誰からも「すごい!」と驚かれることがないようなものの中に、あなたの幸福は眠っています。
大きな期待なんかせずに、静かに穏やかに日常を暮らしていきましょう。
「子どもの絵が上達した」「部下が初めて大きな仕事を取ってきた」など、小さなことに幸福を感じ取れることのほうが、一発逆転より大事だったりしますよ。