3位は包装資材・マット・パスタも製造
4位は介護を手がける若い会社

 3位は、日本製麻(兵庫県神戸市)で、2022年3月期の平均年収は349.8万円(同77人、同46.0歳)。同社は1918年設立で、土のう袋など黄麻製品や包装資材の輸出入および製造を行うほか、国産パスタ製造や自動車用フロアマットの製造・販売など幅広く事業を展開している。過去にはホテル業や水産業を展開していたこともある。

 関連性の低い事業を複数手掛けて多角化している中小企業は、事業収益のリスクを分散できるメリットがある一方で、事業ごとに社会情勢の影響を考慮した、きめ細かな対応が求められる。そのため、経営の安定化が難しくなる側面もある。

 4位はT.S.I(京都府京都市)で369.3万円(同329人、同44.3歳)だ。

 同社は2010年に創業し、訪問介護・介護予防訪問介護・居宅介護支援・サービス付き高齢者向け住宅の運営を行っている。

(ダイヤモンド編集部 加藤桃子)