英語とは縁遠い新潟の片田舎で生まれ育ち、勉強はからっきし苦手。とくに英語は、be動詞もきちんと理解していない状態だった。それでも大学を受験、偏差値38の学部を2つ受験するも、どれも不合格……。それがいまやネイティブや帰国子女に間違われるほど英語を操り、YouTube「タロサックの海外生活ダイアリー」でさまざまな国籍の人々にインタビューしまくっている。いったい、どうやって英語を身につけたのか? 初の著書『バカでも英語がペラペラ! 超★勉強法 「偏差値38」からの英会話上達メソッド』で、超効率的に英語力が身につく勉強法を初公開! 本書より一部を抜粋・編集し、夢を叶えたとっておきの英語勉強法を全部教えます!
英会話もやっぱり
“コミュ力”が大切
English conversation is all about “communication skills”.
【前回】からの続き ボクたち日本人の多くは、中学・高校と6年間は英語を勉強しています。これだけ長い期間、英語を勉強しても、実際に話せる人が少ないのはなぜでしょうか? これはよくいわれることですが、最大の原因の1つは、学校教育は入学試験に合格するためのものであり、英語を使ってコミュニケーションをとるような実用的なカリキュラムではないからでしょう。
ボクが得意なサッカーに例えると、パスやシュートの基礎練習はするものの、ミニゲームなどの実戦練習をまったくしていないようなものかもしれません。また、日本語でも英語でも、単語や文法の知識はあっても“コミュ力”(コミュニケーション力)がないと、なかなか会話ははずみませんよね?
英語を使って異なる文化を持つ人たちとコミュニケーションをとるには、日本人と会話をするとき以上に、相手を理解しようとする姿勢が大切になります。
「音声翻訳アプリ」に頼らない
海外旅行をしたことがある人なら、日本と異なる習慣や考え方に驚いたことはありませんか? ボクは大学時代に海外をバックパック旅行したときも、オーストラリアに住みはじめてからも、驚くことがとても多かったです(大学に入学するまでも紆余曲折があるので、のちほど紹介します)。
この本では英会話力と同時に英語を使った“コミュ力”も高められるような、ボクの経験から得た方法について詳しく説明していきます。
最近では「音声翻訳アプリ」の精度が高まりつつあり、将来的にはアプリを通してのコミュニケーションがさらに増えるでしょう。しかし、アプリを使わなくても通じるように英会話力を高めることは、ボク自身にとってそうだったように、人生の選択肢を大きく広げてくれます。
英語で自分の可能性を広げる
旅行をするときの言語の壁を乗り越えるだけでなく、キャリアアップできるだけでもなく、住む場所、つき合う人なども含めた、人生全般の選択肢が広がるのです。ボクは、1人でも多くの人が、自分の持つ可能性を「英語が話せるようになる」ことを通じて、最大限に活かしてほしいと心から願っています。
英会話ができれば、誰でも“可能性無限大”
If you can speak English, your possibilities are endless!
それでは、早速はじめましょう!
※本稿は、『バカでも英語がペラペラ! 超★勉強法 「偏差値38」からの英会話上達メソッド』より一部を抜粋・編集したものです。