「11×11~19×19」がスラスラできる
学校では習わない暗算法

お子さんから「宿題のここがわからないから教えて」のように尋ねられ、どのように教えたらいいか、困っている親御さんもいるかもしれません。学校や塾の先生に質問して解決するという方法もあるのですが、親御さんがお子さんに直接教えるのは、お子さんの学力を上げるうえでも有効です。

現在の忙しい親御さんは「子どもに質問されたことに答えるので精一杯」と思うかもしれませんが、時間が空いたときなどに「学校や塾では習わないこと」をお子さんに教えてみることをおすすめします。

題材としては、本記事の冒頭で紹介した「おみやげ算」をお子さんに教えるのはいかがでしょうか。この計算法をマスターすれば、11×11~19×19の暗算がスラスラできるようになります。

九九と、簡単なたし算ができれば、おみやげ算を習得できます。公立小学校において、九九は小学2年生で習いますから、それ以降ならスムーズに教えられるでしょう。

おみやげ算の計算法に加えて、「おみやげ算で11×11~19×19が計算できる理由」を小学生に説明するためには、長方形の面積図を使う必要があります。その方法について、ここでは誌面の都合で割愛しますが、『小学生がたった1日で19×19までかんぺきに暗算できる本』の巻末に掲載しています。

「長方形の面積の求め方」について習うのは小学4年生(公立)です。予習をかねて、親御さんが、小2、小3のお子さんに「長方形の面積の求め方」を教えれば、「おみやげ算で11×11~19×19が計算できる理由」を説明することも可能です。

計算力を強くするために「暗算」は大きな味方になります。おみやげ算をマスターできる『小学生がたった1日で19×19までかんぺきに暗算できる本』を手にとってみることをおすすめします。