写真に関してはこのような状況なのが実際です。むしろ参考になるのは文字情報で、「見た目よりも中身で選ぶ」ということが大事です。情報の見方は、各産品によってさまざまですが、共通する事柄としては「地場感が強いもの」を選ぶようにすると良いでしょう。

 その地域で作られ、その地域で加工され……といったように、その地域との関わりが強いものであれば、調達コストを抑えつつ鮮度の良いものが使われるので、良い品とも巡り合いやすくなります。

本当に良いものを選ぶことが
各地域のためにもなる

 以上、ふるさと納税で本当に良い返礼品を選ぶために絶対にやってはいけないことを三つご紹介しました。

 昨今、ふるさと納税の競争が激化し、地域同士の値下げ合戦にもなりかねない状況にもなっています。それで、各地域の産業がすたれていけば、損をするのは私たちも含めた国全体です。そうならないためにも、本当に良い品が選ばれ、地域のためになるような、本来のふるさと納税を推進していければと思っています。

 その第一歩は、皆さまの本当に良い品選びからはじまります。ぜひ、本当に良い品を選んで、日本を、地域を盛り上げていきましょう。