現役のときにも時々してくれてはいましたが、まだ泡もついたままだったり、汚れが落ちていなかったり。

 それを今度は夫と一緒におしゃべりをしながら、私も洗い物のお手伝いをして少しずつどうやったら綺麗に洗えるのかを折に触れて伝えていきました。

 すると一年経った今では全てを安心してお任せできるまで成長し、私は食後の洗い物から解放されたのです。

 夫と家事の分担をしていくときに大切なことは、夫に合った家事を見つけて、やり方を優しく説明し、初めは上手くできなくても辛抱強く見守って、達成できたときには感謝の言葉と共に褒めちぎることです。

 そうやって少しずつ夫ができる家事を増やしていくと、妻のほうも気持ちに余裕が出てきて、それと共に二人の会話も弾むようになります。

 リタイアしたら家事は二人で愉しく分担してやっていきたいものです。

熟年夫婦をリフレッシュする、おもてなしの心

 “おもてなし”というと、「お客様をお呼びして迎えるハレの日」のようですが、私は一番身近な人にこそおもてなしが大切なのだ、と昔から思っていました。

 最近はイベントや記念日は家よりも、もっぱら外で迎えるようになってきました。

 たまにはお互いにオシャレをして、素敵なところでお食事をするのも良いものです。