私たちが結婚以来ずっと大切にしているのが「出逢い記念日」です。初めて会ってから40年以上の月日が流れましたが、この日を忘れずにお祝いすることで当時の記憶が蘇り、今こうして二人でいられることに感謝する気持ちが生まれます。
長年一緒に暮らしていると、時にうっとうしさを感じたり、腹が立ったりと楽しい思い出だけではないのが夫婦です。
たまには出逢った当時を一緒に振り返ると、楽しい思い出を共有できるありがたさや、お互いがかけがえのない存在であることに改めて気付かされます。
部屋の空気がよどんだら窓を開けて換気をするように、いつも一緒にいる夫に対して行き詰まりを感じたらチョット普段と違うことをしてみましょう。きっと二人の間に新鮮な心地よい風が流れるのを感じるはず。そんな時間を持つことが、私が思う「おもてなしの心」なのです。
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『整えたいのは家と人生 実は夫もね…』 市川吉恵著 青春出版社刊 1694円（税込）
ハウスキーピングやおもてなしを自宅サロンや講座などで伝えて四半世紀。素敵な暮らしをしたいと思いつつも体も若い時のように動かないし、子どもは独立し、夫はリタイアして家にいる…いろいろ変わってくるなかで、それでもおしゃれに暮らしながら、残された時間をいかに楽しく生きていくか。マダム市川の愛称で親しまれ多くの女性の支持を集める著者が、熟年世代のためのハウスキーピング＆生き方のヒントをご紹介します。
