ラベルは水引をデザインし、「七つの福を呼び寄せるように」と「大七の七福おとそ」と命名、19年に誕生した。杯で一杯飲めば高貴な香りに癒やされ、体が温まる。「酒は百薬の長」というが、最も薬効あらたかなのはお屠蘇だろう。年明け一番で口にする酒に、邪気を払って心身の蘇りを託した先人の知恵に驚く。

新日本酒紀行「大七の七福おとそ」大七の七福おとそ
●大七酒造・福島県二本松市竹田1-66●代表銘柄:大七箕輪門、大七純米生酛、大七皆伝、大七頌歌、大七極上生酛、不倒翁●杜氏:佐藤孝信●主要な米の品種: 山田錦、五百万石
新日本酒紀行「大七の七福おとそ」玄関ホール Photo by Daishichisyuzo