英語とは縁遠い新潟の片田舎で生まれ育ち、勉強はからっきし苦手。とくに英語は、be動詞も理解していなかった。それでも大学を受験。偏差値38の学部を2つ受験するも、どちらも不合格……。それがいまやネイティブや帰国子女に間違われるほど英語を操り、YouTubeでさまざまな国籍の人々にインタビューしまくっている。いったい、どうやって英語力を身につけたのか? 初の著書『バカでも英語がペラペラ! 超★勉強法 「偏差値38」からの英会話上達メソッド』で、超効率的な勉強法を初公開! 本書より一部を抜粋・編集し、夢を叶えたとっておきのコツを全部教えます!
「②準備する力」を身につけるには?
――「話したい」と思ってもらえる人になる
Be someone who people want to talk to.
【前回】からの続き では、「話したい」と思ってもらえる人になるには、どうしたらいいのでしょうか? まずは、“戦略的に第一印象をよくする(Strategically make a good rst impression.)”ことです。
初対面の人は、「好ましい(likable)」か「好ましくない(unlikable)」かを、わずか数秒で判断するといわれています。そして、最初の印象がいい人は、その人のよい面が目につきやすく、最初の印象がよくない人は、よくないところが目につきやすいそうです。
つまり、第一印象をあとから覆すのは、とても大変だということでもあります。たとえば、髪の毛はボサボサでヒゲがボウボウ、ヨレヨレの服を着ている人と、身だしなみが整った清潔な人がいたら、あなたはどちらと「また話したい」と思うでしょうか?
どれだけ注目され、
長くコミュニケーションをとれるか
YouTubeでは、「インプレッションクリック率」と「視聴者維持率」がとても重視されています。
「インプレッションクリック率」とは、視聴者のホーム画面に動画のサムネイルが表示されて、どのくらいの割合でクリックされたかの指標。「視聴者維持率」とは、視聴者がどのくらい長く、動画を継続して視聴したかを示す指標です。
つまり、最初に「目に入った動画のサムネイルがクリックされる」⇨「継続して見てもらえる」という動画が、“いい動画”と判断されて、多くの人にオススメとして表示されるのです。
第一印象を大事にして
会話の機会を増やす
これも、どれほど最初の印象が大切かを表している例だと、ボクは考えています。「そんなことが英語のコミュ力にどう関係あるの?」と思った人がいるかもしれません。
でも、英語を話せる可能性や回数、会話の長さなどを少しでも増やす(increase chances and number of times to speak English, and the length of English conversation)ことで、英会話上達のチャンスは広がります。
ささいなことだと思うかもしれませんが、こうした小さな点に気を配ることの積み重ねによって、英語を使ったコミュ力は育っていくのです。【次回に続く】
※本稿は、『バカでも英語がペラペラ! 超★勉強法 「偏差値38」からの英会話上達メソッド』より一部を抜粋・編集したものです。