藤本健司 我究館館長から一言!
「ダメな自分もまた自分」
我究には、「自己認識」から「自己受容」へというプロセスがあります。
●自己認識 「自分はどういう人物か」だけを認識している状態。我究における重要なステップではあるが、他者と比べて「あの人のように○○がないから、自分には無理だ」という言い訳をしがち。このレベルの自分への認識と他者比較だけで止まってしまうと、「自己肯定感の低い」状態に陥りやすい。
●自己受容 「できなくてもいいから自分なりにやってみよう」「できなかった。次は条件を変えてやってみよう」と、自分の至らなさを受け入れられる状態。これを一般に「自己を受容できている」という。
ダメな自分を受け入れることは、精神的にかなり厳しいものです。でも、その都度「なぜ?」と自分自身に問い掛けてみてください。言葉にしてみることで構造的な考え方ができるようになります。それはやがて、「何が大切か」を見いだせる力につながります。
ちなみに、木下さんが入社した外資系化粧品メーカーでは、彼女が出身大学初の新卒採用者だったそうです。初めてお会いした当初こそ、自己肯定感の低い彼女でした。しかし、「自分の大学では採用されない」「先輩がいない状況で就活は無理」と、外部的な要因だけで自分の可能性を閉じてしまわず、果敢なチャレンジで理想の結果を手にしました。
自分を信じて夢を実現していく木下さんのバイタリティーが今も健在であることが確認でき、本当にうれしかったです。これからも彼女らしく、自分で敷いたレールの上を堂々と歩んでほしいと思います。
(我究館館長 藤本健司)