たった90日で劇的に成績を上げる新メソッド、一挙公開! 学年最下位をとっていた落ちこぼれが、勉強に目覚め、たった90日で「京大模試D判定⇒A判定&全国1位」に。そして京大に合格。そのときの勉強法を再現性あるものに練り上げ、「いつ、どの教科を、どう勉強するか」という受験戦略を構築。その勉強メソッドをまとめた『逆転合格90日プログラム』が10月11日に発売された。この特別寄稿は、その著者であり、予備校講師として、京大、早慶、医学部など、多数の合格実績を叩き出している篠原好氏が語る「定期テスト対策」だ。

「英語は30回音読する」試験直前に効く勉強法4選Photo: Adobe Stock

定期テストで学年順位を上げる方法4選

 本日は「定期テストで高得点をとる勉強法」を紹介します。ぜひ試してください。

①まず、古典を獲る

 学年順位を上げるには、古典を勉強することをおすすめします。古典は暗記事項が少なく、勉強量が少なくても、成績UPにつながるからです。

 もちろん、いわゆる「副教科」のほうが点数を上げやすいのですが、あまり大学受験に関係しないため、割愛します。

 古文は、まず授業でならったテスト範囲の古文を、音読していきましょう。まず1回音読し、「ここ、現代語訳できないな?」と思うところのみ、ノートを見直します。

 その後、テスト当日までに、14回音読します。合計15回音読すれば、だいたいのことは頭に入ります。漢文は、同じように書き下し文を音読しましょう。

②同じように英語を獲る

 古文でやった勉強法と同じことを、英語でも行います。

 1回音読し、和訳できないところのみ、ノートを見直します。そして、29回音読します。古文と比べ、英語の音読回数が多い理由は、重要科目だからです。

 学年末テストを乗り切るだけであれば、合計15回でもかまいませんが、できれば30回音読したいところです。

③数学と理科は宿題を解き直す

 数学と理科は、過去に宿題になった問題を解きましょう。そして、「応用問題」は、ぜひ先生に積極的に質問に行きましょう。実は、高校生レベルの数学は、学校の先生であっても即答できないことが良くあります。

 そこで、先生に質問しに行き、学校の先生が即答した問題は「試験で出題するために、先生が準備をしている。すなわち、出題の可能性が高い。」と判断できます。逆に、先生が即答できない問題は「出題の可能性が低い。」と考えられます。

 ちょっとズルいですが、先生の反応を見て、出題されそうな問題を重点的に勉強しましょう。

④暗記科目を詰める

 特に社会などの暗記科目は、拙著『逆転合格90日プログラム』で紹介したブレットリストを参考にしてください(下記画像参照)。

「英語は30回音読する」試験直前に効く勉強法4選

 ブレットリストは6回復習できるようにしていますが、定期テストであれば4回復習すれば、だいたい90%ほど、アタマに入っています。