データから見て「伸びている」、または「さらに伸びるであろう」会社と言えるので、人材の需要も広く多い可能性が高いです。
これから、自分自身が納得できるキャリアを構築していくためにも、時折は立ち止まって、現状のスキルや仕事の仕方など、市場における「需給バランス」について考えてみることをおすすめします。
会社を辞める際に見落としがちな注意点
最後に、実は見落としがちな転職時の注意点を2つ挙げたいと思います。
1つ目は、転職後の「固定費を上げすぎない」ことが重要だと思っています。
転職で給料が上がるとしても、それに釣られていったん固定費を上げてしまうと、その後にチャレンジがしにくくなるからです。
私自身、新社会人になった1カ月目からあえて固定費を抑えるようにしていました。
固定費を抑えると、その分だけキャッシュが生まれます。それを自己投資や貯蓄に回すようにしていました。
すぐには必要ないとしても、まとまったお金が必要な状況や、何かにチャレンジしたくなったタイミングで、「いつか貯めたお金が役立つときがあるだろう」と考えたからです。
実際、私は固定費を抑えていたからこそ、海外に行くというチャレンジが実行できたと思っています。
もちろん、固定費を上げることが必要なケースもあります。
そうしたケースを除き、転職の際には固定費を上げすぎないようにするのがおすすめです。その先の一歩が踏み出しやすくなるからです。
あるとき、後輩から「収入を上げるためにいろいろと環境を変えてみたい」と相談を受けました。できれば転職をして、副業を始め、家も引っ越したい、と。
そこで私は「3つ同時は変えすぎだからやめておいたほうがいい。1つずつ変えたほうがいい」とアドバイスしました。
なぜなら、変数が増えると計算が立ちにくくなるからです。