【第2位】大きく変わった生命保険に注意!
 昨年から生命保険料控除の仕組みが大きく変わっています。
 これまでは一般生命保険料と年金生命保険料がその対象だったのですが、今回からこれに介護保険料が加わるようになりました。
 しかも適応される年間保険料の金額が変わり、さらには保険料控除の金額も変わりました。言葉で説明するより次の表を見ていただいたほうが早いですね。

 この生命保険料控除は、昨年末に郵送されてきている控除証明書というハガキによって確認します。自分の入っている生命保険が一般用なのか個人年金なのか介護医療保険なのか、もしくは新制度の保険なのか旧制度の保険(2011<平成23>年前に契約した保険)なのか、一度確認してみてはいかがでしょうか?
 万が一、年末調整のときに会社に提出してなかった保険があったならば、確定申告することでこれまた税金の還付を受けられるかもしれませんよ!

【第3位】過去の分の年金や家族の年金を負担した場合は控除できる
 たとえば、過去に支払っていなかった国民年金や国民健康保険料などを昨年一括して支払った場合には、支払った額を「社会保険料控除」にすることができます。
 この分を年末調整に含めていなければ、今度の確定申告に含めて申告しましょう。
 また、同居している家族や遠方の家族が負担した社会保険料も、「生計を一にする場合」には含めることができます。
「生計を一にする」とは、一緒に生活していたり生活の面倒をみているということで、扶養控除(明日公開予定の【後篇】に紹介します)の適用範囲よりも広く認められています。
 もし、田舎の両親の社会保険料を負担したりしていたら、ぜひとも自分の社会保険料控除に含めましょう。